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埼玉新都市交通社長がセクハラで引責辞任
埼玉新都市交通(埼玉県伊奈町)は11日、南雲敦社長(54)がセクハラ行為をしたとして、同日付で辞任したと発表しました。
ニューシャトルを運行する埼玉新都市交通は11日、社長の南雲敦氏(54)が同日付で辞任したと発表した。女性社員にセクハラまがいの言動をしたことによる引責辞任で、記者会見した渡辺哲・代表取締役常務は「社長としての適任性が問われる事案。おわび申し上げる」と陳謝した。
発表によると、南雲氏は昨年8月に行われた暑気払いの2次会で、女性運転士に「田舎者」と揶揄(やゆ)したほか、下の名前で呼び捨てにしたり、顔を至近距離でのぞき込んだりしたという。今年4月、女性運転士の後輩から会社側に通報があり、5~7月に調査していた。
南雲氏は、酒に酔っていて一部の記憶がないと否定したというが、同社は同席していた社員への聞き取りなどから、不適切な言動を認定した。
南雲氏はJR東日本出身で、昨年6月から埼玉新都市交通に社長として出向していた。JR東日本も今月7日付で南雲氏を処分し、自宅待機させている。
読売新聞から引用
こちらが「埼玉新都市交通」のHPに掲載されています。
代表取締役社長の辞任について
2020年09月11日9月11日開催されました、弊社第223回取締役会におきまして、代表取締役社長南雲敦が辞任いたしました。
後任につきましては、決定次第お知らせいたします。
後任の社長が決定するまでの間は、代表取締役常務渡邉哲が社長業務を代行して行います。
弊社としましては、社長不在の間も、安全を第一として、安定した輸送と良質なサービスの提供に、全従業員が全力を挙げて取り組んで参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。
普通このくらいは会社が握り潰すのにどうしたのでしょう。
南雲氏は酒に酔っていて覚えていないと否定
今回の南雲氏のセクハラは埼玉新都市交通に勤務する女性が社長の行為で悩んでいることを後輩の女性社員が今年4月の人事面談で訴え発覚。
当初は酒に酔っていて覚えていないとした南雲氏でしたが、昨年の8月の暑気払いの2次会に参加した社員らから事実関係を確認。
南雲氏は「社長としてあるまじき行為。大変申し訳なく思う」と行為を認めました。
南雲氏の行ったセクハラ
南雲氏の行ったとされるセクハラはどのようなものだったのでしょう。
現在分かっているものは
・女性運転士に「田舎者」と揶揄(やゆ)した。
・下の名前で呼び捨てにした。
・顔を至近距離でのぞき込んだ。
・女性社員にウインクした。
このくらいは会社の社長ならありそうですが、おそらく社員が我慢できないくらい頻繁に行っていたのでしょう。
もしくは、もっとひどいことをしていたのを南雲氏をかばってこの程度のマスコミへの発表でとどめているかです。
2019年6月にJR東日本から出向
南雲氏は2019年6月、埼玉県と並ぶ筆頭株主のJR東日本から出向して埼玉新都市交通の社長に就任。
それ以前は「JR水戸鉄道サービス」の代表取締役社長をしていました。
また、2013年の48歳の時には、安全推進部専任部長としてJR北海道に派遣されています。
参照:産経新聞
この時にはJR東日本の名札をつけています。
拡大しても少し見えにくいですが、「JR東日本 南雲」と書いてあります。
自宅待機の南雲氏の今後は
現在自宅待機している南雲氏ですが、JR東日本の関連会社への出向が出世コースなのかどうかは私には分まりません。
このセクハラがなければ、JR東日本に戻って役員になっていたかもしれません。
自分はJR東日本の社員。
お前らは関連会社の下っ端社員というおごりはあったと思います。
半沢直樹のように会社を立て直すどころか、関連会社や子会社の社員を社員としてみない傲慢な態度は許せません。
とは言っても、またほとぼりが覚めたらJR東日本のどこかの子会社の役員として出向するものと思いますが。