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目次
Toggle巧妙な洗脳と悲劇―占い師による自殺教唆事件
5年前の夏、和歌山県の広川町の静かな海岸で、2人の男性が命を落とした。
当初、警察は事件性がないとして処理していたが、実際には大阪府河内長野市の自称占師・浜田淑恵容疑者(62)らが背後で操っていたという衝撃的な真相が明らかになった。
浜田容疑者は、自らを「創造主」と称して男性2人を洗脳し、「命を捨ててプログラムを取り除く」といった特異な言葉で自殺を決意させていた。
手首をマイクコードで縛り合うという異様な状況のまま海に入り、そのまま水死したのである。
参照:関テレ
巧みに計画された遺書偽造の狙い
浜田容疑者らの計画は非常に巧妙だった。
事件後、警察の捜査を早期に終わらせる目的で被害者の遺書を偽造し、あえて警察署に提出するという手口を使っていた。
「遺書があれば単なる自殺として終わるかもしれない」と浜田容疑者自身が供述している通り、その狙いは見事に一度は成功したかに見えた。
しかし、5年の歳月を経て、大阪府警が再捜査した結果、偽造された遺書が明らかになり、自殺教唆や文書偽造容疑で浜田容疑者ら3人の逮捕に至ったのだ。
参照:関テレ
SNSがもたらす「支配」の危険性
今回の事件では、容疑者らと被害者との出会いのきっかけがSNSだった可能性が指摘されている。
浜田容疑者が自称占師としてSNSを通じて人々を巧妙に取り込み、「創造主」という幻想を植え付けて支配下に置いていたという点は非常に恐ろしい。
現代社会におけるSNSの利便性と同時に、その裏に潜む危険性が改めて浮き彫りとなった事件だ。心の弱さや悩みにつけ込まれることのないよう、私たちはSNSを通じた出会いや交流に対し、一層慎重である必要があるだろう。