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東京・豊洲のタワーマンションで、当時一緒に住んでいた女性の息子を虐待死させたとして逮捕された男が、会社で実子の長男のために育児休暇をとっていたことが判明しました。
また、日常的な虐待も疑われています。
渡辺容疑者は育児休暇中
東京・豊洲のタワーマンションで9月、同居女性の長男の山田隆太郎ちゃん(3)を暴行死させたとして傷害致死の疑いで逮捕されたIHI社員渡辺雄二容疑者(34)。
渡辺容疑者は18年11月から20年7月まで育児休業中だったことが判明しました。
渡辺容疑者には、幼い実子の長男がいました。
渡辺容疑者はIHIのエンジニア
IHIによると、容疑者は08年4月、新卒の正社員として入社。15年8月から昭島市内の事務所でエンジニアとして働いていたということです。
会社では「問題はなく、トラブルもなかった」と話しています。
渡辺容疑者は育児休暇中に2人の子どもの面倒みるために家にいて、隆太郎ちゃんの母親が外で働いていたようです。
事件当時、母親は仕事で海外出張中でした。
溺死を偽装か
隆太郎ちゃんは救急隊の到着時、髪や体がぬれた状態で脱衣所におり、肺の中に若干の水が入っていたとみられることも判明しました。
警察では渡辺容疑者が暴行を加えた後、入浴中の溺死を装った可能性があるとみて捜査しています。
また、隆太郎ちゃんは救急搬送時に口から出血しており、舌をかんだような傷がありました。
渡辺容疑者が、隆太郎ちゃんが数日前に唇の内側をけがした写真を母親にLINEで「転んでしまった」などと伝えていたということです。
日常的な虐待の可能性も
隆太郎ちゃんを司法解剖した結果、死因は内臓損傷による失血死。
腹部に打撃を受けており、頭頂部からの出血や舌をかんだような傷も確認されました。
これらの傷から、母親が働いている間、自宅で日常的に虐待をしていた可能性があります。
渡辺容疑者は9月28日午後、自ら119番通報して「目を離した隙に風呂の中でうつぶせの状態で浮いていた」などとし、「心臓マッサージをした」と説明したということです。
子どもを虐待死させてこの後にいたって嘘をつくとは・・・。
隆太郎ちゃんが浮かばれません。
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