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福岡市の玄界島で29日、82歳の女性が殺害された事件で、警察が40代の男から重要参考人として事情を聴いていることが分かりました。
事件概要
29日午後0時25分ごろ、福岡市西区玄界島の旧市立玄界中の校舎内で、「高齢女性が倒れており、意識がない」と女性の親族の男性から110番がありました。
女性は近くに住む中村テイ子さん(82)で、近くの病院へ搬送されましたが死亡が確認されました。
中村さんの首には複数の痣などが確認されたほか、頭にも殴られたような痕があったということです。
福岡県警は殺人事件と断定して捜査をしていました。
約束の時間に現れず夫と親族の男性が島内を捜索
県警によると、中村さんは夫と2人暮らしで、最後に姿が確認されたのは28日夜でした。
29日午前7時ごろ、夫はテイ子さんがいないことに気付いたが、普段から朝は旧校舎近くの畑で作業することが多かったため不審に思わなかったといいます。
しかし約束があった午前11時半ごろになっても戻らず、夫と親族の男性が島内を捜索したところ、テイ子さんを発見して110番しました。
旧校舎は施錠されていない箇所があり、誰でも立ち入るのは可能だったといいます。
殺害への関与をほのめかす中年男
周辺の目撃情報などから警察は事件に関与した疑いが強まったとして、同じ島に住む40代の男から任意で事情を聴いているということです。
この男は、中村さんと顔見知りで、殺害への関与をほのめかしているという。
容疑が固まり次第、逮捕する方針です。