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車上生活をしながら、窃盗や置き引きを繰り返していた一家4人が逮捕・起訴されました。
本当に、盗んだものだけで生活していたようです。
車上暮らしの4人家族が窃盗で逮捕
一家4人で池のほとりで車上生活を送りながら、窃盗を繰り返していた家族が16日、埼玉県警に逮捕・送検されました。
逮捕・送検されたのは、坂上里喜被告(62)、里喜容疑者の妻やすえ(55)、長男祐貴(26)、やすえ被告と元夫との間の長女熊川汐保美(30)の4被告です。
車上暮らしになったわけ
一家4人は、祐貴被告の知人から借りた乗用車で2月から車上生活を続けていたといい、「金銭トラブルで借家にいられなくなった」と話しているということです。
おそらく、家賃を滞納して住んでいた借家を追い出されたのでしょう。
生活費のために窃盗を繰り返す
4人は2月から7月にかけて、埼玉県北部の飲食店や釣具店などに侵入し、現金や釣り具、食料品などを盗んだりスーパーで客の財布を置き引きしたりしたほか、盗品を売却するなどし、立件された被害総額は、約397万円に上るということです。
里喜被告と長男の祐貴被告は、本庄市の喫茶店などに忍び込み現金や釣り具、ゲーム機などを盗み、それを熊川被告が売りさばいていました。
やすえ被告は主にスーパーで財布やカバンを置き引きしていたようです。
お金が貯まればラブホに泊まり焼肉
一家は飲食店で肉などの食料品も盗んでいたということで「盗みは生活のためだった。盗んだ食料品は自分たちで食べていた」などと供述しているということです。
この4人は「金がたまればラブホテルに宿泊し、盗んだ肉をしちりんで焼いて食べた」と話しています。
本当に窃盗だけで生活をしていたようです。
この家族に働くという選択肢はなかったのでしょうか。
盗みだけで暮らせるほど世の中は甘くありません。