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焼津消防署の消防隊長がメルカリで備蓄のマスクを転売
焼津消防署大井川分署の消防隊長が、メルカリへの備蓄マスク出品で懲戒免職となりました。
職場で備蓄していたマスクをフリーマーケットアプリで転売したとして、静岡県藤枝市の志太消防本部は17日、焼津消防署大井川分署(焼津市)の酒井健司救急隊長(49)を懲戒免職処分にした。
同本部によると、酒井元隊長は2月4日に備品庫からマスク6箱(1箱50枚入り)を持ち出し、フリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品。1万920円を売り上げた。「新型コロナウイルスや花粉症などの時期で売れると思った。申し訳ない」と話しているという。静岡県警は窃盗容疑で静岡地検に書類送検している。
毎日新聞から引用
マスクが1箱500円として16,000円くらいの儲けになります。
今回は職場から盗んでいるので、まるまる自分の懐に入っています。
ほかにもポスターを盗んで転売
酒井元隊長は消防本部の調査に対し、2019年9月~20年1月に事務所から火災予防の啓発ポスター計7枚を持ち出し、メルカリで転売したことも認めています。
調べれば、ほかにも転売しているものや盗んだものがありそうです。
書類送検されていますから、警察も調べたものと思われますが。
焼津消防署大井川分署の場所
住所:静岡県焼津市宗高909-1
HPを見ると「少ない人員で頑張っている」とありますから、大井川分署の現場のトップで何か持ち出しても誰も言えなかったのでないでしょうか。
「第16回全国救急隊員シンポジウム」では救命の指導員にも
酒井元隊長は、全国の救急隊員が集まるシンポジウムでは、藤枝市消防本部の代表指導員として参加しています。
参照:第16回全国救急隊員シンポジウム開催プログラム
静岡の消防署では、救急の先頭に立っていたようです。
酒井健司のFacebookと顔画像は
酒井健司のFacebookはヒットしません。
公務員はFacebookをしていないことが多いので、SNS関係はやっていないと思われます。
ニュースでもHPでも、顔画像は公開されていませんでした。
消防長は辞職
今回の事件を受け、監督責任を問い石神良訓消防長(60)ら4人も訓告の懲戒処分になりました。
石神消防長は「住民の安全安心を守る消防組織としてあってはならないこと。重く受け止める」として辞職しています。
少しの利益を得るためにやっったことが、上司を辞職にまで追い込んでいます。
非常時にマスクを転売した罪の大きさ
新型コロナでマスク不足のなか、消防署の消防隊長がマスクを盗んでメルカリで転売しました。
公務員としても人間としても当然やってはいけないことです。
この代償は、酒井元隊長が思っていた以上に大きなものになりました。