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昨日の報道では、芽室病院の診療部長が過剰な仕事とストレスで衝動的に「盗撮」をしたと報道されていましたが、警察の発表はまるっきり違っていました。
自分の欲望を満たすための行為だったようです。
芽室病院の前公立芽室病院外科診療部長が逮捕
北海道警帯広署は9日、北海道芽室めむろ町東5条4、前公立芽室病院外科診療部長の医師、野坂哲也(のざかてつや)容疑者(59)を道迷惑行為防止条例違反の容疑で逮捕しました。
参照:HTBニュース
芽室町は8日、野坂容疑者の氏名を伏せて、懲戒免職にしたと発表していました。
9日の逮捕を受けた報道では盗撮の内容と目的が昨日の報道と違っています。
過剰な仕事とストレスが原因ではなかった
警察の発表によると、野坂容疑者の逮捕容疑は9月27日頃~同30日、同病院3階の職員用女子トイレに盗撮目的で小型カメラを設置した疑いです。
参照:HTBニュース
野坂容疑者は「性欲を満たすため、女性の裸や下着姿を見たいと思った」と容疑を認めているということです。
野坂容疑者は、「長年にわたる勤務のストレスで衝動的にやってしまった」と話しているようですが、衝動的というにはあまりに手がこみすぎています。
結局病院は隠蔽しようとしていた?
警察によりますと、病院側は先月30日に小型カメラの設置を把握していましたが、警察に被害届や相談はありませんでした。
今月5日になって内部の関係者からの相談で問題を認知したということです。
芽室病院では、警察ざたにならないように隠蔽していたようです。
警察では、小型カメラのほか、野坂容疑者のパソコンやスマートフォンなどを押収し、解析を進めています。
職員用のトイレで盗撮された被害者の気持ちは
今回、野坂容疑者がカメラを設置したのは職員用のトイレということです。
職員にしてみれば、病院で処分されたとしても、自分が映っている映像をそのまま放置されてはたまりません。
最初から警察に届け出ず、実名も発表していなかったのは、野坂医師を守るためというより保身のために事実を隠蔽したかったからではないでしょうか。
病院では、被害にあった職員の気持ちまでは考えられなかったようです。
公立芽室病院の診療部長・職員用女子トイレで盗撮。過酷な労働とストレスが原因か