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高崎商科大附属高の不祥事が止まりません。
先日、教師の体罰がSNSに投稿され騒がれたばかりなのに、今度は教師が複数の生徒にわいせつなLINEを送っていました。
高崎商科大附属高の30代教諭が懲戒解雇
群馬県の高崎商科大附属高(高崎市大橋町)で8~9月、30代の男性教諭が同校の女子生徒ら3人に対し、わいせつな行為に誘うなどの不適切なメッセージをLINEで複数回送信していたとして、同校が「懲戒解雇処分」としていたことが7日分かりました。
同校は事実関係を認め「完全なセクハラ行為だった」として、教諭が担任していたクラス保護者説明会を7日に開き、謝罪したということです。
LINEの内容がひどい
この男性教諭の被害に遭ったのは女子生徒2人と既に学校を退学した元女子生徒1人の計3人。
教諭は女子生徒に対し、LINEで「遊びに来ないか」「隣からあえぎ声が聞こえる」といったメッセージを複数回送信しました。
それ以外にもホテルに誘うなど肉体関係を求めるものまであったということです。
気に入った女子生徒に話しかけていた教諭
被害を受けた生徒は「ホテルに誘われた」などと深く傷ついた様子で、被害生徒を知る生徒は「先生がやることじゃない。許せない」と憤っています。
この教諭について、別の生徒は上毛新聞の取材に「気に入った女子生徒にいつも話し掛けていた。やっぱりか、という感じ。被害に遭った生徒のことを思えば、なぜ学校は気付いてくれなかったのかと思う」と話しています。
「たがが外れてしまった」と謝罪したというが
学校は、10月25日に被害にあった生徒の友人から相談を受け、やっと問題を把握。
男性教諭はわいせつなメッセージの送信について認めており、「たがが外れてしまった。申し訳ない」などと話したということです。
しかし、生徒の証言からは「たがが外れた」というよりも、普段の行動から教師になった目的が生徒へのわいせつ行為だったとも思われます。
この教師の実名を出していないので、どこかでまた何もなかったかのように教師をする可能性もあります。
体罰問題があったばかり
同校では、40代の男性教諭が授業中に男子生徒に対し、座っていた椅子をつかんで引き倒すなどの体罰行為をしていたことが11月1日に判明しました。
この時も保護者会を開き謝罪し、高橋洋一校長は「体罰行為はあってはならない。二度と繰り返さないよう教職員への指導を一層徹底していく」と話していたその矢先です。
体罰教師にわいせつ教師。
いったいこの学校はどうなっているのでしょう。
学校全体のたがが外れてしまっているのかもしれません。