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カリスマ経営者の裏の顔
2010年、経営破綻に陥った「ハウステンボス」をV字回復させた、カリスマ経営者として名高いHISの澤田秀雄社長(67)。
参照:HIS HP
週刊文春の取材に、ハウステンボスの経営から退く意向を示しました。
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— ハウステンボス公式 (@HTB_official) 2018年11月14日
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参照:ハウステンボス公式ツイッター
ハウステンボスは、澤田社長の奇策により一度は黒字に転換したものの、ここ数年業績が落ち込んでいます。
週刊文春によると、このハウステンボスで過去8年間で1000人以上の従業員が退職しているというのです。(ハウステンボス全体の従業員は約1300人)
そのため、現在、パーク内では大きな事故に繋がりかねない要因が多数出ているということです。
ハウステンボスで発生している多数の事故
昨年8月にはバンジージャンプのアトラクションで金属製のワイヤーが切れて、利用男性が右肩を打撲。
「海キング」という巨大な海上アトラクションでは、小さな子供がクラゲに刺されるという事件も起きています。
また、フジツボでざっくり足を切って大量に出血するという事故も連日続いているということです。
普通は、クラゲやフジツボなどは海水から抜きます。
これも単純に人手不足によるものです。
他にも、シャワー室から出た汚水や塩素の入ったプールの水を汚水処理もせずに海にそのまま捨てているというのです。
人を楽しませるテーマパークなのに、何か、人と自然環境を破壊しているように見えます。
パワハラの女帝・S女史
ハウステンボスは、現在60代で「顧問」であるS女史が仕切っています。
この記事に書いてあることが本当なら、凄まじい人物です。
赤字の温泉施設を閉めるに当たって、それに異を唱えると
『明日閉めなさい。私が閉めろと言ったら、閉めるんだよぉ‼︎』
『社長に物言えるのは私だけ。私のこと怖い?』
『だからアホだって言われるよ、社長から』
『能力がない人間だから、ポジションを二つ下げてもいいのよ』
『お客様満足度よりはまずはオーナー満足度‼︎』
「野口怪死事件」に澤田社長が関与か
きわめつけは、以前あったHISの子会社のHS証券の「野口怪死ネタ」だということです。
これは、2006年1月に、HISの子会社であったHS証券の副社長で澤田氏の側近の野口英昭氏が沖縄のカプセルホテルで、腹部など数カ所を包丁で刺して自殺したという事件です。
死因は自殺とされていますが、いまもなお謎多き事件です。
この事件に、澤田氏が関係していたという発言をS女史は繰り返しています。
S女史は従業員を
『やばいわよ。あんた社長に殺されるわよ』
『社長も昔、大きなミスをした。いまでも野口さんの切り刻まれた遺体が忘れられないの』
と言って脅すそうです。
本人は脅し文句で使っていると思われますが、当時私は澤田氏が責任を野口氏に押し付けて誰かに殺させたのではないかと思っていました。
これは、思わぬ収穫かもしれません。
このS女史を別件で逮捕すれば「野口怪死事件」の全貌が明らかになるかもしれません。
澤田氏もパワハラ
澤田氏は20数名の従業員前で、赤字の温泉施設の責任者のA氏に対して
『業績も上がらないどころか全く成長もしない。Aを降格処分にします』
と言い放ったということです。
完全な見せしめです。
最近起きているHISの不祥事はこの『澤田イズム』が根にあるようにも思います。
カリスマ経営者=パワハラ帝王、ということにもなりますね。
S女史と澤田氏の関係
澤田氏とS女史は、20数年来の知り合いだということです。
過去にはお互いが取締役の会社も企業し、現在はその会社で買ったマンションの一室にS女史は1人で暮らしているとのことです。
従業員は、いわゆる男女の関係にも見えると語っています。
週刊文春の取材に対して、2人ともパワハラを否定しています。
カリスマ経営者も一皮むけば、欲にまみれたただの「パワハラ経営者」ということでしょうか。