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「島原療護センター」で入所者に虐待
長崎県島原市礫石原(くれいしばる)町の障害者支援施設「島原療護センター」で、施設の職員が女性入所者の下着で悪ふざけをするなどの虐待行為があったとして、施設を運営する社会福祉法人「幸生会」(長崎県諫早市)を指導していたことが分かりました。
施設には現在約50人が入所し、職員約40人が勤務。
12年に発覚した「虐待問題」では当時の調査で、06年から7年間で300件の虐待が繰り返されたことが分かり、傷害罪などで元職員7人が逮捕・起訴されるなどしました。
県障害福祉課や幸生会によると、情報提供を受けて県が昨年11月に施設への検査を実施したところ、複数の男性職員が女性入所者の下着で悪ふざけを重ねていたことを確認し、虐待と認定しました。
また、昨年9月に50代の男性入所者が下腹部から出血して全治20日間のけがをした事案では、職員が男性のおむつにクワガタムシを入れた可能性があるとみています。
男性の担当職員2人は、聞き取り調査に対して虐待を否定したということです。
「島原療護センター」とは
「島原療護センター」のHPを見ると
住所は長崎県島原市礫石原町甲1201番地91。
利用対象者は
『生活介護を受けている者であって障害程度区分4(50歳以上の者にあっては区分3)以上である者。常時介護を必要とし、かつ居宅においてこれを受けることが困難な方を入所対象とし、介護・機能回復訓練を受けながら安定した日常生活を営むことを目的とする施設です。』
とあります。
かなり重篤な障害を持っている方達用の施設のようです。
それも、街からかなり離れており、施設自体が孤立化している可能性があります。
2012年の事件の際に、監視カメラなどを施設に設置するべきだったと思います。
動けない障害者のおむつに「クワガタムシ」を入れるとは、残虐極まりません。
何回もこのような問題が起きるということは、施設と運営側に重大な問題があると思われます。