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アイランド薬局ほくしん店が調剤報酬を不正請求
全国でチェーン展開する「アイランド薬局」。
その北海道内にある店舗「アイランド薬局ほくしん店」( 北海道北広島市青葉町3丁目11−11)が厚労省から調剤報酬の不当な請求を指摘された後、請求にかかわる資料の内容を改ざんして厚労省側に虚偽申告し、返金額を減らしていたことが判明しました。
おそらく近くにある胃腸科の薬をメインで取り扱っていると思われます。
この改ざんは、薬局を運営するアポロメディカルホールディングス(東京)の役員が指示していたと朝日新聞が報じています。
アイランド薬局の不正請求は1万5千件
北海道北広島市の「アイランド薬局ほくしん店」が昨年、北海道厚生局の調査を受け、不当な請求があると指摘を受けました。
薬剤服用歴(薬をもらう時に薬と点数が書いている紙)に記載がないのに、記載したとして調剤報酬が請求されている、などの内容でした。
厚生局はその後同店に対し、5年分の薬歴を自主点検し、不当な請求分を申告したうえで返金するよう通知。
同店の責任者が未記載の薬歴を調べたところ、1万5231件が確認され、アポロ社の薬局運営を担当する取締役に報告しました。
取締役が亡くなった社長の指示と釈明
しかし、この取締役は「もう少し(返金額を)何とかできないか」と店側に返金額を減らすよう指示し、薬剤師や本社幹部らが薬歴に内容を書き加える作業を開始。
未記載は244件まで減らされ、実際は約660万円だった返還金が約10万円になったということです。
さらに、朝日新聞の取材に対して改ざんを指示したアポロ社の取締役は、「(今年5月に亡くなった当時の)社長に相談し、指示があった」と説明したということです。
基本的にこういう事案は役員会にかけると思うのですが・・・・。
死人に口なしというところでしょうか。
誰が不正請求を指示し、改ざんに至ったか経緯が不明です。
詐欺事件なので警察を介入させて調べないと、全容の解明は難しいと思われます。