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昏睡女性に性的暴行の男逮捕
米アリゾナ州の介護施設で幼い頃から暮らす女性が昨年末に出産した件について、女性の介護を担当していた看護師が性的暴行などの疑いで逮捕されました。
マリコパ郡保安官事務所によると、州都フィーニックス近郊にあるハシエンダ・ヘルスケア・クリニックで出産した29歳女性の介護を担当していたネイサン・サザーランド容疑者(36)を性的暴行と弱者虐待の疑いで逮捕しました。
女性は幼児のころから重度の知的障害があり、ほとんど寝たきりで施設に入所しており、昨年12月29日に男の子を出産しました。
男の子は健康で、女性の家族が面倒を見ているということです。
被害女性は幼い頃から昏睡状態
被害者の弁護士は、被害者は当初報道にあったような植物状態ではなく、幼少期に起こした発作が原因で重度の知的障害があると説明し、手足や頭、首を動かせるし、顔の筋肉を動かすジェスチャーをしたり音に反応したりする能力もある、と語りました。
サザーランド容疑者は刑務所に収監された後、裁判所の命令でDNAサンプルを提供。
捜査当局が昨年12月29日に生まれた子どものDNAと比較したところ、サザーランドのDNAと一致しました。
施設の職員は、出産直前まで被害者の妊娠に気づかなかったと証言しています。
フェニックス警察によれば、サザーランドは看護師免許を持ち、2001年から同施設で働いており、被害者の部屋に出入りできる立場にあり、性的暴行があった時期に被害者の介護を担当していました。
サザーランドは勾留後、黙秘権を行使し、警察の取り調べに応じておらず1月23日にマリコパ郡刑務所に収監されました。
この前例のない非道な事件に、全米に衝撃が走っています。