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母と娘二人が無理心中
8日、北海道北見市で駐車場に止めた車の中から母親と幼い姉妹2人の親子3人が倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。
亡くなったのは市内在住の女性(37)とその子どもで6歳と4歳の女児。
いずれも後部座席に座り、車内にあった金属製の筒の中で練炭が燃やされていました。
車窓に目張りがなく、ドアの鍵は開いていたとの事です。
帰宅しない3人を捜していた女性の夫が見つけ、8日午前10時前に通報したということです。
母娘が亡くなった車の場所
この母娘が亡くなったのは、北見市北4条西6丁目の月極駐車場です。
正確にはここにある駐車場のようです。
警察によりますと、母親から1年ほど前に夫婦間の口論で警察に相談が寄せられていたことが分かっています。
通報が朝の10時前ですから、夜の間に出かけていつも空いている駐車場に車を止めたものと思われます。
練炭自殺をする際には、普通は車の隙間に目張りをして鍵はかけるものです。
それをしていなかったということは、自殺をやめるつもりがあったのかもしれません。
また練炭自殺は苦しまずに死ねるイメージがありますが、すさまじい吐き気と酸欠による猛烈な頭痛、そして呼吸ができなくなっていき、かなりの苦しさを伴うとされています。
鍵をかけていなければ、子供が苦しんだ時点で車外に連れ出すのが母親だと思います。(子供を寝かしつけていたかもしれませんが)
幼い子供にそのような苦しみをさせてまで、なぜこの母親は死ななければならなかったのか。
練炭もあらかじめ用意していたのでしょうから、何かしらの予兆はあったと思われます。
誰も自殺を止めれなかったことに無念さを感じます。