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寺岡小の対応が原因で母と娘が無理心中と父親が訴える
仙台市泉区で昨年11月、母親が寺岡小2年の長女(8)と無理心中したとみられる事件で、父親が19日、青葉区で記者会見し、学校であったいじめが原因だとの認識を示しました。
『仙台市立寺岡小学校:住所:仙台市泉区寺岡2丁目14-1』
父親は「同級生からいじめを受け、学校の対応が不十分だった。(周囲から)妻が子育てに悩んでいたと言われているのはおかしい」と訴えました。
遺族は21日、第三者委員会による調査を佐々木洋教育長に要請するとしました。
長女に続いたいじめで母親がノイローゼに
父親によると、長女が1年生だった昨年3月ごろから、同学年の児童2人に登校中に置いて行かれたり、仲間外れにされたりした。5月中旬には朝顔の支柱でたたかれそうになったということです。
その後、6月ごろから腹痛や頭痛を訴えて校長室に登校するようになりました。
夏休み終了直前の8月24日には「しにたいよ」「いじめられてなにもいいことないよ」との手紙を両親宛てに書いており、9月ごろから欠席が増え、母親も体調不良や不眠に悩むようになって「精神的に追い詰められた」と父親は会見で語っています。
この亡くなった児童の手紙には、鉛筆を使いひらがなで
『しにたいよ しにたいよ なにもいいことないよ わるいことしかないよ いじめられてなにもいいことないよ しにたいよ しにたいよ しにたいよ しにたいよ。』
と書いています。
これを読んで何も感じない親はいません。
母親がノイローゼになるのもうなづけます。
いじめに学校は『マニュアル通り』対応
この間、母親は学校や市教委に繰り返し相談しましたが、校長から「いじめはあった。マニュアルに沿って対応する」と説明されましたが、その後もいじめは続いたとのことです。
父親は周囲では死亡の原因が母親の育児に関する悩みだとうわさされているとし、「加害者と学校に謝ってほしい。真相を話してもらい、妻と長女の名誉を回復したい」としました。
このマニュアル通りというのが曲者で、いじめがなくなろうがなくなるまいが「マニュアル通りに対応していた」とすれば後で何かあっても言い訳ができます。
相手の児童も小学校2年生ですから、先生がしっかりした対応をしなければなりません。
亡くなった児童だけではなく、加害者側の児童も今後の人格の形成に問題が出ます。
学校側にしてみれば、いじめを受けている生徒は「やっかいな生徒」です。