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児相相談所のなかったはずの会議録が見つかる
千葉県野田市の小学4年の心愛さんが死亡した事件で、児童相談所が「虐待のリスクが高まった」と評価していたのに、心愛さんを両親の元に帰していたことが新たに判明しました。
県柏児童相談所が昨年2月末の会議で、虐待のリスクが高まったと認識しながら心愛さんを自宅へ帰すことを了承していました。
柏児相は、これまでこの会議録は「ない」と発表してきましたが、それが見つかり?その中に「虐待のリスクが高まった」ことが記載されていました。
柏児相は書類への記録や管理が「ずさんだった」と認めていますが、本当に書類管理がずさんなのか「故意」なのかは、不明です。
「虐待リスク高まる」と記載
この会議録では、虐待を評価する質問に「はい」の数が増えていて、心愛さんへの虐待のリスクが高まったと評価されていましたが、児童相談所は栗原容疑者の元に心愛さんを帰宅させる判断をしていました。
この書類では、心愛さんの保護の緊急度は一時保護の解除時と同じで、上から3番目の「B」でした。
しかし、虐待の程度やリスクを「はい」「いいえ」など4択方式で評価する質問表で「はい」の数は解除時よりも増えており、虐待リスクの上昇を知りながら、両親の元への帰宅を認めています。
また、勇一郎容疑者について「一時保護を解除した時の約束が守られていない」「連れて帰るとの発言があった」などの記載もありました。
さらに、帰宅を決める際に参考にする児童福祉司の意見書が添えられておらず、帰宅を認める記述もなかったことも判明しました。
理由は不透明なまま「再発防止」に対する会議が開かれています。
この「会議録」は、作成した人間がいるはずなのであることは最初からわかっていたはずです。
再発防止策は「嘘」をつくのはやめましょう‼︎ではないかと思います。