この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
27日、石川県小松市の住宅で高齢の母親を包丁で刺したとして男が逮捕された事件で、新たな展開がありました。
事件の経緯
27日、小松市の住宅で高齢の女性が包丁で刺され意識を失った状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察は「母親を殺した」と自ら通報してきた男を逮捕しました。
逮捕されたのは死亡した女性の次男で東京・中野区の職業不詳、山下信幸容疑者(39)です。
山下容疑者は小松市矢田野町にある住宅で、母親の胸など数か所を包丁で刺して殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いがもたれています。
山下容疑者は、27日午前10時30分ごろ、JR粟津駅前の公衆電話から「母親を殺した」と警察に通報しました。
警察が駆け付けると、母親の山下充瑠さんの住宅で、高齢の女性が意識不明の状態で見つかったということです。
その後、この女性は搬送先の病院で死亡が確認されました。
死亡したのは、山下容疑者の母親の充瑠さんとみて身元の確認を進めていて、容疑を殺人に切り替えて詳しいいきさつを調べていました。
母親の身体には30か所にわたる刺し傷
その後の調べで、新たに母親の身体にはおよそ30か所にわたる刺し傷があったことが分かりました。
警察は強い殺意があったとみて29日、男の身柄を殺人の疑いで金沢地検に送り、詳しい動機について調べを進めています。
小松市矢田野町の実家で、母親の充瑠さん(75)を包丁で刺し、殺害した疑いがもたれています。
充瑠さんは自宅の玄関付近に倒れた状態で見つかり、右胸には包丁が刺さった状態でした。
司法解剖の結果、充瑠さんの体には胸を中心に腕や背中などおよそ30か所に刺し傷があり、死因は出血性ショックということです。
警察によりますと、山下容疑者は犯行当日の27日、夜行バスで東京から石川に来たと供述しています。
また犯行後に近くの公衆電話から警察に通報し自首していますが、携帯電話は所持していなかったということです。
長年の恨みがあった
山下容疑者は「年に数回帰省していた」と話す一方で、母親に「長年の恨みがあった」とも供述していて、今後の捜査は詳しい動機の解明が焦点となりそうです。
それにしても母親を30回にもわたって刺すなんて尋常ではないです。
どんな恨みがあったのか想像も出来ませんが、そんなに恨んでいたのに年に数回も帰省していたのもなぜなのか気になりますね。
また続報があれば記事にしていきたいと思います。