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5万円分の水道水を盗んで男が捕まる
普段、使っている水道水。
その水道水を盗んで捕まるという事件が札幌で起きました。
料金滞納で止められていた自宅の水道の栓を無断で開け、1年9か月にわたり約5万円分の水道水を盗んだとして、北海道札幌市中央区の会社役員の42歳の男が窃盗の容疑で逮捕されました。
男は2017年5月から2019年2月まで自宅マンションの給水が止められていたにもかかわらず無断で栓を開け、1年9か月間に約5万1000円相当の水を使っていました。
勝手に水道水の栓を開ける
男は2012年11月に水道料金を6か月間滞納し、水道局から給水を止められていましたが、自ら栓を開けて使用していました。
2017年5月に男の部屋のボイラーが故障し、修理業者に同行した水道局職員が水道メーターが動いていることを確認しましたが、当時は漏水の可能性も考えられ、再び給水停止措置を行なったということです。
しかし、その後も、男は水道の栓を開け水道水を使い続けた、13日に逮捕されました。
簡単に水道の栓を開けて使えるものでしょうか。
男の仕事は住宅関連
この水道の給水を止めるには、水道局が「ピット」と呼ばれる専用の場所で「止水栓」を閉めるため、普通は栓を開けることは難しいそうです。
住宅工事関係に従事するこの男は、自ら工具を使い「止水栓」を開けて使用していたとみられていて、最長で6年3か月無断使用をしていた可能性もあります。
さらに、この男は、水の供給を止めている間に水道局が2か月に1度水道メーターの確認に訪れていましたが、男はメーターがあるピットに鍵をかけて、検針できないようにしていたということです。
警察の調べに対し男は、「水道を使っていたことは間違いないが、請求書が送られてこなかったので払わなかった」などと話しています。
水道水を「窃盗」して逮捕されたなどという話は聞いたことがありません。