この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
昨年12月のアパマンの爆発事故から半年
去年12月、札幌市豊平区で起きた爆発事故から半年が経とうとしていますが、被害を受けた周辺の住民は、まだ元の暮らしを取り戻せずにいます。
去年12月16日に起きた爆発事故。
重軽傷者52人、建物46棟に被害が及んだ爆発は、不動産仲介業・アパマンショップで大量の消臭スプレーを噴射していたことが原因でした。
あれから間もなく半年・・爆発現場のそばのマンションを通ると復旧工事が始まっていました。
「窓が全部割れてしまったので、工事するのに壁で仕切られている。真っ暗」(マンションの住人)
費用はアパマンショップの負担で、9月には工事が終わり、男性は自分の部屋に戻る見込みだということですが・・。
アパマンが賠償は弁護士を通す
問題は、爆発で壊れた部屋の家具などの補償ということです。
当初は代わりのものを買い領収書をアパマンショップに渡せば代金を受け取れましたが、その後、補償金を受け取れないことが多くなりました。
アパマンが弁護士を介入させ、査定が厳しくなったからのようです。
「カーテンとか必要なもの、金額も抑えめだったので『それくらいだったらお支払いできますよ』ということだったので、それで買い物したら、アパマンショップの弁護士を通すと『少し待ってくれ』『精査します』『出せません』と」言われたとのことです。
被害を受けた物を見なければ補償できないと主張し始めたアパマンショップ側。
多くのものを捨ててしまった被害者は困惑しています。
弁護士の言っていることが全てではない
爆発で大きな被害を受けたパソコン教室では、元の場所から、およそ100メートル離れたところに先月移転し、オープンしました。
元の教室は、爆発で窓ガラスは全て割れ、休業を強いられました。
移転にかかった費用は800万円…すべて大谷さんの自己資金とのことです。
これに対し、アパマンショップが提示した補償額はおよそ100万円。
負担した額にはほど遠く、大谷さんはやりきれない思いだということです。
爆発事故から間もなく半年…被害を受けた住民は、アパマンショップ側の対応に違和感を持ち始めています。
アパマンショップの担当者は「(補償に関しては)基本的には、誠心誠意、対応させていただいている」としていますが・・・。
最初のアパマンの社長の会見はテレビ放送されています。
あれも法律的な「契約」になります。
それと、弁護士が中立だと思ったら大間違いです。
弁護士はお金をだしたクライアント(アパマン)の味方です。
法律上の賠償はいろいろな考え方がある
この賠償について、パソコン教室については休業損害がもらえるはずですし、移転費用についても正当なものなら払ってもらえます。
しかし、法律上払わないということもできるグレーゾーンでもあります。
弁護士にいくらいっても、立証義務は被害者側に基本あるので「法律」で丸め込まれます。
私は被害者の会を作って弁護士に集団で交渉を依頼した方がいいと思います。
そうでないと、このまま「グレーな法律」を盾にもらえるものももらえません。
被害者が団結して札幌の損害賠償に詳しい弁護士に依頼した方が、弁護士報酬はとられますが十分な補償をしてもらえると私は思います。
【札幌平岸アパマン事故】物件の半数は消臭せず‼︎金は返すが謝罪なし
【APAMAN】消臭サービス未実施10件以上?問題はそこ?違うよね
【札幌爆発】アパマンに「はしごを外される」のが怖い‼︎募る住民の不安
【APAMAN】大村社長の罵声とノルマ‼︎恐怖の「不振社員研修」とは?
【札幌爆発】アパマン住民説明会で全額負担を検討?住民側は納得せず