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弁護士が強要罪で逮捕
暴力団関係者から暴行を受けていた男性を脅し、現金5000万円の支払いを約束させる書類に署名させたとして、警察は弁護士の男らを逮捕しました。
強要の疑いで逮捕されたのは、大阪弁護士会所属の弁護士・東正人容疑者(50)=大阪市天王寺区勝山1と、自動車販売業・中城則幸容疑者(42)ら4人です。
他の2人のの三十代の男は、捜査4課によるといずれも暴力団任侠(にんきょう)山口組の関係者。
東容疑者ら3人は容疑を認めています。
警察によりますと、東容疑者らは今年4月、大阪市北区の事務所に中城容疑者らから暴行され連れて来られた20代の男性に対し、損害賠償や慰謝料として現金5000万円を支払うように求め、「サインせえへんかったら、わかっとるやろ」などと脅迫して、示談書に署名と指印をさせた疑いが持たれています。
示談書には5000万円の支払いと、傷害の事実を表沙汰にしないことが書かれていました。
中城則幸は『半グレ』
警察の調べに対し、東容疑者は「暴行を受けて怖がっている男性に対し、示談書を書かせたことは間違いない」と容疑を認め、中城容疑者も容疑を認めているということです。
中城容疑者は、警察が警戒している「半グレ集団」のリーダーで、恐喝された男性は中城容疑者らが経営する違法なインターネットカジノ店から数十万円を奪う強盗事件を起こし、報復として監禁され、暴行を受けていました。
中城容疑者の半グレのグループ名は通称「中城グループ」。
逮捕された20代男性らは起訴されることなく釈放、当局の捜査に対し、強盗に押し入られた店側が非協力的であったため、犯行や被害の詳細を把握しきれなかった、男性らが逮捕されるよりも先に、すでに“その世界”でケジメがつけられていたhttps://t.co/CeyLCGrkgh
— 7mitsubachi (@7mitsubachi) 2018年11月24日
これが元の事件です
半グレとは、暴力団に属さずに「悪さ」を行う輩のことです。
暴力団に属していないため、「暴力団対策法」が適用になりません。
しかし、今回のケースのように暴力団と関係を持っていることが多いです。
東正人弁護士とは
捜査4課は24日、東容疑者の所属事務所などを家宅捜索しています。
中城容疑者が東容疑者に依頼したといい「数年前から同様の示談書を作ってもらっていた」と供述、東容疑者は「報酬として数万円受け取った」と話しているということです。
東容疑者の事務所の場所です。
東正人法律事務所
ネット上では
〒530-0047 大阪府大阪市 北区西天満4丁目1-9ニュー若松ビル
となっていますが、テレビの映像をよくみると
大阪府大阪市北区西天満4丁目5-5マーキス梅田ビル
のようです。
参照:MBSニュース
参照:Googleマップ
ネットで調べると外観も同じです。
いくつか、弁護士事務所も入っています。
また、ネットで公開されている電話番号に電話しましたが、やはり繋がりません。
大阪弁護士会の会員で、元々は大嶋法律事務所に所属していたようです。
大嶋法律事務所にも電話しましたが「いまはいません」との回答でした。
参照:MBSニュース
なんとなく強面といえば強面です。
ただ、報酬数万円で、示談書の作成は普通の弁護士はしません。
他にも「中城グループ」と組んでやっていた、お金儲けがあると思われます。
警察では余罪があると見て、さらに捜査を進めるとしています。