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犬を「しつけ」と称して蹴り上げる女性
散歩中に飼い主が犬を蹴り上げる衝撃の映像がツイートされ、拡散されました。
この動画は、京都市内で8日に撮影され、ツイッターに投稿されると、再生回数が瞬く間に437万回を超えました。
犬を散歩させている1人の女性が、次の瞬間、犬のおなかのあたりを思い切り蹴り上げました。
犬は特に悪いことをしている様子はありません。
その場に倒れ込み、飼い主を見上げる犬。
そして、また尻尾を振りながらヨタヨタと飼い主についていきます。
その後、再び歩き出してわずか10秒後、女性は、またしても犬を蹴り上げます。
犬はまたしても悪いことをしている様子がありません。
2度にわたる、飼い犬への暴行。
タレントのフィフィもこの件に関してツイートしています。
この様子をカメラに収め、ツイッターに投稿した撮影者はテレビの取材に対して、「直接注意することは怖くて、できなかったので、SNS上に載せて」と話していました。
動物団体に保護される
ツイッターで拡散されたこの動画を目にして、広島で活動する動物保護団体の紫友会の川村紫代表が、9日、車でおよそ5時間かけ、広島から京都市内に急行。
地図アプリと動画の風景を照合し、執念で現場を特定しました。
本当に凄い執念です。
川村代表は、この犬への暴行の現場を押さえ警察に連絡。
飼い主から犬を引き取り保護しました。
犬はラブラドルレトリバーで16歳。
高齢のメスでひざには傷があったほか、重度の膀胱炎の症状なども見られたということです。
犬を蹴った飼い主の女性は
「虐待違います。しつけです。たった1回きりのしつけを見られてね、そんなこと(保護)をされてね、ひどいでしょ?」と話しています。
私にはどう見ても「虐待」にしかみえません。
犬は今後、動物保護団体の女性のもとで飼われることになりました。
投稿主はフォロワーの多い作家さん
この動画を投稿した人物がツイートしています。
色々批判するツイートもあったようですが、警察に通報しただけでは動いてくれませんし、私はこれでいいと思います。
投稿主はフォロワー数の多い作家さん(高校生)のようです。
犬は「零」と名ずけられ無事保護されたが
この犬はゼロから出発するという意味で「零」と名ずけられました。
しかし、紫友会の川村紫代表には飼い主から支離滅裂な電話がかかってきているようです。
また、「零」を少し休ませて欲しいとも。
犬は飼い主に逆らえません。
それをいいことに蹴ったり暴行するとは。
この飼い主の元に「零」は絶対に返したくありません。