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現在、深刻化している8050問題。
今度は、名古屋で59歳の息子が亡くなった父親の遺体を放置するという事件が起きました。
80代の父親の遺体を息子が放置
自称・名古屋市瑞穂区の無職・佐藤浩二容疑者(59)が9月上旬、住宅に父親とみられる遺体を放置した死体遺棄の疑いが持たれています。
警察によりますと、22日午後、付近の住民から「魚が腐った臭いがする」と通報があり、警察官が住宅内を調べたところ、この家に住む80代の父親とみられる遺体を見つけたということです。
遺体に目立った外傷はなく、警察は棟続きの隣の住宅にいた佐藤容疑者をその場で逮捕しました。
親の遺体をどうすることもできない59歳
警察の調べに対し佐藤容疑者は「父の遺体だ。遺体を遺棄したことには間違いない」と容疑を認めています。
おそらく、この59歳の佐藤容疑者は亡くなった父親の遺体をどうすることもできなかったものと思われます。
現在、問題になっている8050問題の典型です。
50代でも失われた社会性
今回の事件で佐藤容疑者は隣の家に住んでいたため、父親の死臭がしても我慢できたのでしょう。
父親が亡くなってもどうすることもできない59歳。
市役所に電話するとか、親戚に連絡することもしていません。
めんどくさいのか、人と関わるのが嫌なのか。
それとも父親の年金で暮らしていたのか・・・。
佐藤容疑者がどのようにして生活費を得ていたいのかは不明ですが、父親の年金だとしたら詐欺にもなります。
8050問題が深刻化しています。