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客に認知症の疑いがありながらズワイガニを販売
客に認知症の疑いがあることを知りながら、カニなどを売りつけていたとして、消費者庁は札幌市の海産物の販売業者「合同会社BBC」に勧誘などの業務を6か月間、停止するよう命じました。
消費者庁によりますと、札幌市中央区にある海産物の販売業者「合同会社BBC」は去年10月以降、高齢者宅を中心に電話をかけ、ズワイガニなどの海産物を購入するよう勧誘していていました。
その際、電話の相手が同じ話を繰り返したり、少し前に話したことを忘れてしまったりするなど、認知症の疑いがあることを知りながら商品を売りつけていたということです。
参照:HTBニュース
BBCは契約を断られてもしつこく勧誘したり、契約書面を10日以上遅れて交付したりするケースもあったとされています。
消費者庁はこうした行為などが特定商取引法に違反するとして、5日から6か月間、電話勧誘や新たな契約などの業務を停止するよう命じました。
これに対し、「合同会社BBC」は「命令に従ってすでに業務は停止している状態です。大変申し訳ありませんでした」と話しています。
合同会社BBCに対する処分
消費者庁のHPをみると、電話勧誘販売と役員に対して6ヶ月間の業務停止命令が出されています。
屋号は「北英物産」。
業務停止の理由は、判断能力の乏しい客を狙っての勧誘。、販売です。
その中心的役割をになっていたのが、塚本篤及び上口拓也のふたりです。
役員には登録されていないものの、取締役と同等以上の支配力を持っているとまで書かれています。
この書き方からすると、詐欺集団っぽいですが。
合同会社BBCの手口
合同会社BBCの住所は
北海道札幌市中央区南二条西1丁目2番1号深山パーキングビル
札幌の町の中心部です。
BBCは「北海道のカニ問屋です。いまカニ祭りを開催中でズワイガニ2万5000円のところ、特別に1万5000円にします」自分たちの会社の名前を名乗ることなく、勧誘。被害者が断ってもなお、しつこく勧誘したということです。
HTBが直接取材に行くと・・・・。
参照:HTBニュース
ボカシはかかっていますが、茶髪で怪しそうな感じです。
取材を拒否しました。
それではと、HTBが電話で取材を試みたところ、突然、留守番電話に切り替わりまったくつながらなくなりました。
被害にあった70代の夫婦も、「商品が良くないから電話したところ全くつながらない」と語っています。
BBCが販売した相手の大半が高齢者で、なかには15万円という契約をした人もいたということで、消費生活センターには今年度だけで139件の相談がよせられていました。
おそらく、BBCはこれから会社を一旦解散し、近々この事務所には誰もいなくなるでしょう。