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損保ジャパンの出向部長が主導する取り組みについての新事実
こんにちは、皆さん。今日は、損保ジャパンの出向部長が主導する取り組みに関する最新のニュースをお伝えします。
1. 金融庁の立ち入り検査
金融庁は、中古車販売大手ビッグモーターと損害保険ジャパンに対して立ち入り検査を開始しました。
この検査の背景には、両社の関係が保険金の不正請求にどのように影響しているのかという疑問があります。
2. ビッグモーターと損保ジャパンの関係
ビッグモーターの元社員は、損保ジャパンとの「特別な関係」を証言しています。
ビッグモーターは、損害保険各社と代理店契約を結び、自動車損害賠償責任保険や任意保険を販売していました。
3. 保険の営業について
ビッグモーターの元社員は、店舗での保険の営業を「アタック」と称しており、他社の保険から損保ジャパンに切り替える活動を行っていたとのこと。
また、損保ジャパンの営業マンが頻繁に店舗を訪れ、成績が上がらない場合は毎日来店することもあったということです。
4. 出向部長の主導による取り組み
元店長の男性は、損保ジャパンから出向していた担当部長が「罰金制度」を主導していたと証言しています。
この制度により、保険の売上目標を達成できない店長には罰金が課され、その罰金は成績優秀な店長に回されるとのことです。
損保ジャパンから出向していた担当部長は「罰金制度」という労働法に反することを積極的に進めていたということです。
担当部長といえば年収1500万円以上。
自分の地位と金を守るために必死だったか、元々損保ジャパンにいるパワハラ体質の上司でしょう。
これらのビックモーターの不正請求については、損保ジャパンの前社長である西沢敬二社長の時代に行われており西沢社長は元々ビックモーターの不正を知っていたと思われます。
以上、損保ジャパンの出向部長が主導する取り組みに関する最新の情報をお伝えしました。
詳細については、公式のニュースリリースや関連記事をご参照ください。
皆さんのご意見やフィードバックをお待ちしております。
金融庁は19日、中古車販売大手ビッグモーターと損害保険ジャパンの立ち入り検査を始めた。両社の関係が保険金の不正請求にどう影響したのか。ビッグモーターの元社員は、一体となって保険契約の獲得に突き進んだもたれ合いの構図を証言する。業界の健全化に向け、実態解明が急務だ。東京都多摩市のビッグモーター多摩店には午前9時頃、金融庁の検査官4人が入った。立ち入り検査を行っている間も店舗では営業が行われており、オイル交換のために来店した町田市の男性会社員(50)は「頑張って立ち直ってほしい」と話した。ビッグモーターは損害保険各社と代理店契約を結び、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)や任意保険を販売していた。しかし、ビッグモーターの元社員は「保険会社と言えば、損保ジャパンだった」と両社の「特別な関係」を語る。ビッグモーターで月に1度、経営陣が店舗を巡回する「環境整備点検」。その中には「保険目標達成のためパーフェクトタッチを活用」という項目があった。パーフェクトタッチとは何か。元社員は「来店する客全員に保険の営業をかけること」と説明し、続けた。「保険の営業は社員の間で『アタック』と呼ばれ、他社の保険から損保ジャパンに切り替えさせていた」店には損保ジャパンの営業マンがよく顔を出し、成績が上がらないと毎日来ることもあったという。保険代理店業務では、業績に応じて保険会社から手数料を得られることなどから、ビッグモーター社内では「保険は経営の柱になる」と言われていた。元店長の男性は「各店の保険の売り上げ目標として、前年比約2割増が求められていた」と語る。成績不振の店長は毎月の「店長会議」後、罰金を徴収された。集められた罰金は、成績優秀な店長に回されることから「上納金」と言っていたという。「罰金制度は、損保ジャパンから出向していた担当部長が主導していた」と証言する。「多い時で月に10万円程度の自腹を切らなければならない。常に保険の売り上げを伸ばさないといけない状況だった」と打ち明ける。損保ジャパンは、ビッグモーターの不正に関する内部告発を受け、他の大手損保2社とともにビッグモーターとの取引を停止したが、約1か月後に単独で取引を再開した。損保ジャパンの白川儀一社長は引責辞任を表明した今月8日の記者会見で、再開の理由を「他社に取引がシフトする懸念があった」と言及。一方で、不正は「局所的、限定的で、常態化しているとは認識していなかった」と釈明した。元店長は「損保ジャパンが不正に気付かないはずがない。取引を解消されるのを恐れて、不正を黙認し続けてきた結果だ」と憤った。
読売新聞オンラインから引用