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週刊文春で高野宏之広報部長のパワハラを報道
いまだ先がみえない「レオパレス問題」。
そんな中、レオパレスの顔である高野宏之広報部長の「パワハラ」と「セクハラ」に対して9名が実名で告発した文書を入手したと週刊文春が報じています。
告発文書に実名が記された社員らに取材を申し入れたところ、これが事実を記した文書であることは認めるものの、今も現役社員であるため報復が怖く、取材には協力しにくいという者が複数いたということです。
そんな中、すでに退職したAさんが、重い口を開きました。
「あの告発は、何か一つのきっかけがあったと言うよりは、積もり積もったものがあって、もうこれ以上は我慢できないと、被害に遭った皆で告発する形をとったものです」
女性にセクハラを繰り返す一方で、多くの男性部下に対しては、「死ね」「辞めろ」「臭い」「降格させるぞ」「ここ(ビル)から飛び降りろ」などの暴言や、「罵倒されながら臀部を二度蹴られる」「(飲食店で)飲酒中に革靴の爪先で脛部を蹴られる」「ウイスキーボトルで頭を殴られる」などの暴行も記されているということです。
これは本当にあったことだとレオパレス側も認めて、高野部長を数度降格させています。
現在も広報部長でいる理由
この、高野宏之広報部長。
パワハラ、セクハラは日常茶飯事。
しかし、世渡りが非常にうまく、入社した頃から創業家一族に取り入っているそうです。
社内の告発も数度目でその度に降格しては、また新たな重要ポストについているとのこと。
前社長の深山英世氏に週刊文春がインタビューするとなんと、
「テキパキ仕事をする社員はかわいい。個人的な恨みでしょう」と語りました。
山口法務部長は
「ボトルで殴っても相手は怪我はしていない。貴ノ岩のような事件ではない」
「厳しい指導の延長。優秀な人間はパワハラをするし、優秀じゃない人間はパワハラをしない。セクハラでももを触るなど当たり前、皆さんの上司もやっているでしょ。強姦したわけじゃない」
という回答しています。
週刊文春の記事では、高野部長は無理やり女子社員を飲みに誘ったり、ホテルに誘うLINEをしたり、強引に部屋に押し込もうとさえしたということです。
これがレオパレスでは優秀な社員には許されている行為なのだとか。
そして、今回の告発文の犯人探しを示唆するようなことも語っています。
このやり方は、前の会社の人事部長と同じです。
『優秀な人材は何しても許される=優秀ではないから我々に騙されるんだ』ともとれるような・・・。
この優秀な人材たちがレオパレス問題を解決する気が本当にあるのかはなはだ疑問です。