この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
京都アニメーションで33人が焼け死ぬ
京都市のアニメ制作会社である京都アニメーションで33人が死亡した放火殺人事件。
警察は19日、身柄を確保した男の名前を発表しました。
青葉真司容疑者(41)です。
こんなのいらねー、今現在を見せろよ#青葉真司 pic.twitter.com/oRIDfPDZj2
— つゆだく限界 (@tuyudakugenkai) 2019年7月19日
事件の重大性から、青葉容疑者は入院中ですが警察が名前の公表に踏み切りました。
青葉容疑者は「小説を盗まれたから放火した」という意味不明の供述をしているということです。
青葉容疑者の放火について
現場近くで身柄を確保された青葉容疑者は、ガソリンと見られる液体をバケツのようなものに移し、1階の正面玄関から侵入します。
そして、液体をまいた後、「死ね」と言いながらライターで火をつけたということです。
現場にはガソリンの持ち運びに使われたと見られる台車や携行缶などが放置されていました。
事件当日の朝8時頃には公園のベンチで横たわる青葉容疑者らしき人物の姿を複数の人が目撃しています。
確保の瞬間を目撃した女性によると、青葉容疑者は赤いTシャツにジーパン姿で、火傷で足の皮がめくれていたということです。
参照:ANNニュース
警察の『なぜ(放火)したのか! どこから入った!』という詰問に対して、怒ったように声を荒げて『ガソリンを撒いて火をつけた』『パクられた!』と叫んでいたということです。
青葉容疑者とは
捜査関係者によると、青葉容疑者は、所持していた免許証からさいたま市在住の無職の41歳だと判明。
これまで埼玉県や茨城県で、職も家も転々としてきたということです。
現在わかっている経歴は
・埼玉県内の中学校を卒業後、同県内の高校の夜間部に通いながら、県の非常勤職員として勤務。
・その後は人材派遣会社に登録をしたり、茨城県内の郵便局に勤務したりしていた。
ということです。
コンビニ強盗で逮捕され不可解な供述をした青葉容疑者
2012年6月20日未明、当時34歳だった青葉容疑者は茨城県内のコンビニエンスストアに包丁を持って押し入り、男性店員から現金を奪って逃げました。
その後同日11時頃に警察署に自首したため、強盗と銃刀法違反で逮捕されましたが、自首した理由について『オウム事件の高橋容疑者のように逃げられないと思った』などと不可解な供述をしています。
2ちゃんねるに名前あったけど、まじでこの人物だったんだな。#青葉真司 pic.twitter.com/YP6BaLLVa2
— sasaki (@sKtrcxwtFHRVcMq) 2019年7月19日
青葉容疑者はコンビニ強盗で服役後、刑務所を出所した際に帰る場所がない人が最大半年間入れる施設である、市の保護観察施設に入寮しました。
近隣トラブルを起こした青菜容疑者
2016年7月頃には退寮。
その後はさいたま市のアパートに移り住みました。
2018年頃から住民との間でたびたび騒音トラブルを起こしていて、複数回通報もありました。
今月14日には20代の隣人男性の部屋のドアを執拗に叩くなどしたため、男性が苦情を言いに青葉容疑者の部屋を訪れたところ、胸ぐらをつかまれ近くの交番に通報するという事件も起きています。
青葉容疑者の異常性はかなりのものであり、刑事責任能力の有無についてが今後の焦点のひとつになるものと思われます。