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警視庁は6日、2019年における犯罪情勢を発表しました。(暫定)
【全国の警察による認知件数と摘発数】
・刑法犯の認知件数 74万8623件 去年より6万8715件減
・刑法犯の摘発 29万4254件 検挙率39.3% 去年より1.4P増(防犯カメラなどの普及で増加したとみられる)
・特殊詐欺の認知件数 1万6836件 2年連続減
・DVなど配偶者などからの相談 8万2201件
・DVなどの検挙件数 1957件
・児童虐待事件の摘発数 1957件 去年より577件増
・児童相談所に通告した18歳未満の子供 9万7842人 去年より1万7590人増
刑法犯全体の認知件数は前年に引き続き過去最少を更新したが、DVによる相談や摘発は過去最高。通告児童数においては過去5年間で約2.6倍にも増加していて児童虐待及び児童相談所の通告は、いずれも過去最多となり深刻な状況と言える。
【虐待事件の内訳】
・暴力による身体的な虐待 1629件
・性的虐待 243件
・暴言など精神的な虐待 50件
・育児放棄(ネグレクト) 35件
警視庁は、「防犯カメラなどの普及で窃盗や強盗などの事件が減る一方で、幼い子供が被害にあう虐待事件などが増えて深刻な状況が続いている。事件が起きる前に被害を防止できるように、きめ細かい対策を進めていきたい。」と話している。