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函館市中学校教諭、備品窃盗で逮捕
北海道函館市の中学校に勤務する教諭が、以前に勤務していた中学校から備品を盗んだ疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、函館市日吉町3丁目に住む函館市立桔梗中学校教諭、成田秀臣容疑者(47歳)です。
警察の発表によると、成田容疑者は2022年5月25日から2023年7月14日までの間に、函館市立恵山中学校から発電機や鍵盤楽器など、災害備蓄品を含む合計4点(時価合計約31万円相当)を盗んだとされています。
事件の発覚と警察の捜査
この事件は、2023年7月に中学校が災害時用に保管していた発電機が紛失していることに函館市が気付き、警察に届け出たことから発覚しました。
さらに函館市が他の学校備品の所在を確認したところ、ミシンやシンセサイザーなどの鍵盤楽器2台も紛失していることが判明し、再び警察に被害届を提出しました。
警察の捜査により、以前この中学校に勤務していた成田容疑者が浮上し、任意で事情を聴いたところ「間違いありません」と容疑を認めたため、逮捕に至りました。
教育委員会の対応と今後の調査
警察は現在、成田容疑者が学校内のどこから備品を盗み出したかなどの詳細を明らかにしていませんが、他にも盗んだ備品がないかを含めて捜査を進めています。
また、犯行の動機についても調査中です。この事件を受けて、函館市教育委員会は「事実関係を確認のうえ厳正に対処する」とコメントしています。
教育現場での信頼が損なわれる事態に、地域社会は大きな衝撃を受けており、再発防止策の徹底が求められています。