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北海道の新型コロナ感染者が過去最多を記録しました。
恐れていた、コロナの第2の波がきているようです。
新型コロナ感染者が1日最高の23人
道内では15日、新型コロナウイルスに感染した1人が死亡。
1日としては最も多い23人の感染が確認されました。
道によりますと、15日、道内で新型コロナウイルスに感染した男性1人が死亡しました。
道は、男性の年代や居住地について明らかにしていません。
これで道内で死亡した感染者は14人になりました。
NHK北海道より引用
過去最高の感染者となったのは、国の緊急事態宣言の対象地域になっていないためだとも思えます。
「PCR検査」を断れられた例も
新型コロナの感染を調べる「PCR検査」をめぐって、病院の医師が保健所などから検査を断られる例が相次いでいることがわかりました。
その理由は、「感染者や海外渡航者と濃厚接触していない」「海外への渡航歴、居住歴がない」などとのことです。
北海道保険医会が3月25日から4月8日まで行ったアンケートで、その数は111件にのぼりました。
PCR検査が適切に受けられていれば、感染者数はさらに増えているはずです。
医療現場の切実な声
道内の6、7割の医師たちからは「マスクとアルコールが足りない」などの声が上がっています。
札幌市では2つの病院でクラスターが発生していますが、このままいくと医療崩壊があるかもしれません。
東京都の感染者数は127人
東京都の15日の感染者数が127人でした。
国の非常事態宣言の対象となった7都府県、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡でも人口から言えば感染者数で東京がダントツになるのは予想がつきます。
14日には15人の感染が確認された埼玉県、千葉県では15日の感染者数が35人になりました。
北海道、特に札幌市はこれらの都府県と比べても1日の感染者が増えているのは確かです。
この原因は、緊急事態宣言の対象地域になっていないためか、人通りが戻って逆に多くなっているためだと思われます。
気軽に外出するひとたち
北海道民は熱しやすく冷めやすいという気質を持っています。
3月は真剣になってコロナ対策に取組みましたが、4月になって雪が溶けるとまた気が緩んでマスクもせずにスーパーに買い物に行ったりしています。
地下鉄の乗客も半分はマスクをしていません。
飲食店などは死活問題になっていますが、いま気を緩めて外出するとコロナの第2波、第3波がやってきます。
零細企業が多い北海道ではテレワークなどできる会社はほとんどありません。
東京都なみの戒厳令を敷く必要があるように思えます。