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北見市などに無料で国から送付されるマスクの枚数がいきなり40枚から7枚に変更されました。
マスク不足は思ったより深刻なようです。
政府が送付するマスクがいきなり7枚に変更
政府が新型コロナウイルスの感染が相次ぐ北海道の北見市と中富良野町の住民に配布するマスクが、1世帯あたり40枚から7枚に変更することが判明。
3日に厚生労働省は400万枚をメーカーから買い上げ、北見市と中富良野町の全世帯、あわせて約6万4000世帯に、1世帯あたり40枚のマスク(2週間分)を郵送で配布すると発表していました。
なぜ枚数を減らしたのか
厚労省は4日になり、40枚のマスクの発送は「実際には足りなかった」と述べ、7枚入り1パックを各世帯に送ることに変更したと発表しました。
早ければ5日、7枚のマスクが届くということです。
マスク不足が深刻な状態なのか、それとも計算ができないのか。
場当たり的な対応に住民は困惑しています。
残りのマスクの発送は未定
マスク発送の計画を変更した厚労省は「残りの30枚程度は次回以降、必ず配布する」といっていますが「日程は未定」としています。
日程が未定というのは、いつマスクが手に入るか分からないということです。
そもそも、1世帯あたり40枚という計算も世帯数が多ければ一人当たりの枚数は減ります。
計算がおかしいんじゃないかと思ってはいましたが。
地元テレビではやっと手に入ると放送したばかり
昨日の地元のテレビのニュースでは、まったくマスクが手に入らない中富良野町の住民にインタビューしており、これでやっとひと息つけると住民が話していました。
7枚でもないよりはマシですが、4人家族なら1人2枚弱を使い回すことになります。
消毒して使っても5日くらいが限度でしょう。
逆にマスク不足が深刻だと国民が思ってしまう弊害も
このニュースで、国民は本当にマスクがないと思ってしまうのではないかと懸念されます。
わたしも安倍首相の答弁を聞いて、まだ国にはマスクのストックがあると思っていましたがそうでもないようです。
北見市と中富良野町の住民が40枚のマスクの送付に喜んでいただけに、7枚の変更への落胆は隠せません。