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日高町のグループホームで入居者を虐待
北海道日高町の介護施設で施設長の女が、入居者の90代の女性を屋外に一時置き去りにしたとして再逮捕されました。
この施設では2016年にも、虐待の通報を受け町が業務改善を求める勧告をしていました。
参照:STVニュース
再逮捕されたのは、日高町のグループホーム「あすなろ」の施設長・宗京みどり容疑者(55)です。
逮捕容疑は保護責任者遺棄。
施設長でありながら、入居者にひどい虐待を繰り返していました。
2016年の虐待事件
2016年の虐待の記事です
北海道日高町は10日、町内の高齢者グループホーム「あすなろ」で、入所者への虐待があったことを確認し、施設長が虐待行為の一部を認めたと発表した。
元職員からの通報を受けて町が立ち入り調査を行った結果、入浴を拒む入所者に服の上からシャワーを浴びせるなどの虐待行為があったことを確認。
町は施設側に対し、今月中をめどに改善計画書の提出を求めている。
発表によると、1月20日に元職員4人が町に入所者への虐待について通報。写真など約60件の資料を提出した。これを受けて町は25日、施設に立ち入り、施設長をはじめ、全職員と入所者から聞き取り調査を行った。
その結果、昨年10月ごろから、入所者9人のうち4人に対し、▽入浴を拒む入所者に服の上からシャワーを浴びせる▽日常的に入所者への過度な叱責、暴言―といった身体的、心理的虐待行為を確認。虐待したとされるのは施設長と職員1人の計2人。施設長は虐待の一部を認めているが、職員は否認しているという。
また、町職員が立ち入り調査時に、右手を骨折した入所者の食事を手助けしない介助放棄を目撃。
事務所で書類が散乱していたり、施設内で飼育している猫が調理場を自由に出入りし衛生管理が徹底されていない実態も目にし、「施設は不適切な運営状況にあった」と言う。
町は、施設を運営する「ひだかあすなろ」に対し今月中をめどに改善計画書の提出を求めており、出された計画書を踏まえて行政指導や処分などを検討する。
町へ通報した元職員は「開設以降、私も含めて16人もの職員が辞めており、施設長による職員へのパワハラ行為もあった。施設長が変わらない限り、施設は改善されない」と話した。
同施設は、2013年5月に旧清畠小学校の校舎を活用し、認知症対応型共同生活介護施設として開設。
現在、入所者9人のうち1人を家族の申し出により、町内の別の施設へ一時移す措置を取ったという。
参照:苫小牧民報
服の上からシャワーとは。
このときの虐待もひどいものでした。
5℃の屋外に90代の女性を放置
宗京容疑者は、先月、施設に入所していた80代の男性のほおを手でたたいてけがをさせたとして傷害の疑いで逮捕され、その後、起訴されています。
参照:STVニュース
さらにことし4月にも車いすで生活していた別の90代の女性を雨の中、屋外に置き去りにしていたことがわかったということで、警察は14日、宗京容疑者を保護責任者遺棄の疑いで再逮捕しました。
女性は「運動のため」という理由で気温が5度を下回る寒さのなか外に連れ出され、ほかの職員が気づくまでのおよそ40分間、雨にぬれていたということです。
警察の調べに対し宗京容疑者は「仕事や人間関係でストレスがあった」などと供述しているということです。
ストレスを入居者に当てられては、たまったものではありません。
宗京みどり容疑者とは
2018年6月16日のグループホームあすなろのブログでは、宗京容疑者が入居者の男性に肉を焼いてあげています。
参照:グループホームあすなろブログ
このブログ、2019年8月1日のグループホームの様子をアップして終わっています。
ブログを見る限りでは、入居者と仲良くやっているように見えますが・・・。
2016年の虐待のときの施設長が宗京容疑者かどうかは調べましたが分かりませんでした。
しかし、2016年から入居者に対しての虐待が改善できていなかったのは事実です。
それも施設長みずから虐待していたとは。
歳をとって、身体が不自由になった老人に対してこんなにひどい虐待をするとはどうかしています。
この宗京容疑者は許せません。