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弘前市の職員の男が、職員の個人情報を地元新聞社に送信した罪で逮捕されました。
この男は瓜田武久容疑者(53)。
逮捕された時の顔画像では、フードとメガネで顔を隠していました。
参照:日テレニュース24
弘前市の職員が個人情報を流出
青森県弘前市の職員約2700人分の個人情報が流出した問題で、青森県警は1日、同市職員・瓜田武久容疑者(53)を地方公務員法(守秘義務)違反と偽計業務妨害の疑いで逮捕しました。
参照:日テレニュース24
武田容疑者は、情報を流出させたことは認め、偽計業務妨害容疑は否認しているということです。
地元紙に職員の個人情報をメールで送る
瓜田容疑者は、昨年12月12日に、弘前市職員の個人情報を添付した電子メールを、青森県で新聞を発行する東奥日報社の公開アドレスにメールで送りました。
瓜田容疑者は、弘前市農業委員会事務局主査です。
送信した個人情報とは
瓜田容疑者の送信した個人データは2017年度時点の非常勤を含むほぼ全職員2747人分の氏名、最終学歴、給料など約70項目。
これは、弘前市人事課で管理するデータとほぼ同じもの。
弘前市では、今年1月8日、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで県警弘前署に容疑者不詳のまま刑事告発していました。
長期休暇中に自宅のパソコンからメールを送信
瓜田容疑者は昨年10月から長期休暇中で、個人データにアクセスする際に必要なパスワードは人事課しか知らないとのこと。
瓜田容疑者は過去に人事課に在籍した経歴はなく、データを自宅に持ち帰って自宅のパソコンから送ったと供述しているということです。
どこからデータにアクセスするためのパスワードを知ったかが現在不明です。
瓜田容疑者は平成31年4月に人事異動で、農業委員会事務局に異動になっているようです。
参照:弘前市 平成 31 年 4 月農業委員会総会議事録
動機は新しい職場に馴染めなかったからか
職員の個人情報を送信するという行為について、瓜田容疑者は何の要求もしていないようです。
また、個人情報を売っている訳でもありません。
わたしの個人的見解ですが、弘前市に対する嫌がらせだと思われます。
平成31年4月に異動になった職場に馴染めず長期休暇、その間に市への腹いせで個人情報を地元新聞社に送信・・といったところではないでしょうか。