損保4社が談合か。東急グループの火災保険をめぐり新たな闇。またダンマリを続ける損保ジャパン。

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損保4社が談合

 

大手損保4社が私鉄大手の東急グループ向けの火災保険の火災保険料で事前に価格調整を図っていた疑いがあるとして、金融庁が報告徴求命令を出していたことが分かりました。  

東京海上日動火災は東急グループ向けの火災保険料の入札を巡り、他の損保大手3社と事前に価格調整を図ったカルテルの疑いがあるということです。  

東急側が入札の際損保各社から提示された金額に疑念を持って入札自体がやり直しになりました。

東京海上日動火災は問題を把握した後、事前に価格調整を主導したことを確認したうえで自主的に金融庁に報告し、金融庁は5月半ばに保険業法に基づいて報告徴求命令を出したということです。

つまり、東京海上はカルテルを認めたということなので公正取引委員会を調整し損保各社に処分が出される模様です。

 

東京海上の行動規範

 

東京海上の行動規範には

3-1 取引の適切性取引先と健全な関係を確保し、適切かつ公正な取引を行います。

とあり談合やカルテル等、公正で自由な競争をさまたげる行為を行いません。

としているが明らかに違反をしています。

ただし、『この行動規範、法令、社内ルールに対する違反が認められた場合、東京海上グループ各社は、事実関係の調査、対応策の策定、監督当局等への届出、関係者の処分、再発防止策の策定等、社内ルールに従って必要な措置を講じます。』

とありますから自ら金融庁に報告したことはルール通りと言えるでしょう。

 

損保ジャパンが明らかに悪質

 

ビッグモーターの不正に対して口を黙み何の解決策もとらない損保ジャパン。

自らの非を認め、処分覚悟で報告した東京海上。

やはり一番悪質なのは損保ジャパンと言えるのではないでしょうか。

自浄努力ができない保険会社。

このままほとぼりが覚めるまでダンマリを決め込むのでしょうか。