札幌市が「中和興産」(札幌市中央区、杉沢広子社長)に対し、約1億300万円の不正受給金を返還請求。実質的経営者の杉澤正通は逃走。

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札幌市が保育園運営会社に1億円超の返還請求

 

札幌市は、保育士の適切な配置を怠り、不正に補助金を受給していたとして、保育園を運営する中和興産に対し、約1億300万円の返還を請求しました。

この返還請求は、中和興産が2022年までの4年間にわたり運営していた4つの認可保育園での不正行為に基づくものです。

不正受給には、退職した職員を含めて補助金を申請する手口が含まれていました。

さらに、札幌市は収支報告や職員の雇用状況に関する必要な報告が行われなかったことを理由に、8月27日付けで「ちゅうわ南保育園」の認可を取り消し、「ふしみの森めぐみ保育園」には施設閉鎖命令を出しました。このような厳しい処分は、保育園運営の透明性と信頼性を確保するための重要な措置とされています。

札幌市の対応は、保育の質と子どもの安全を守るための取り組みの一環であり、保育園運営者に対して厳格な基準を維持することの重要性を示しています。

 

実質の経営者は逃亡

 

設立当時から実質的に経営に当たってきたのは廣子氏の三男で専務理事を名乗っていた杉澤正通(まさみち)氏(42)です。

補助金を遊興費をして使い、保育園の社員の給与未払いのまま姿をくらましています。

廣子氏は、ガソリン販売道内大手で知られる中和石油の社長だった杉澤達史氏(2015年逝去)の未亡人であり、会社として中和石油との間に資本関係などはなくグループ企業ではありません。

しかし札幌市も北海道も刑事事件にしていないので、事件発覚後逃げています。

刑事事件にした方がいいと思うのですが。