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札幌市の会社員が、ススキノで酒を飲みタクシーで自宅についた際に、運転手に腹をたて防護板を破壊し暴行をくわえました。
その様子がタクシーの車内カメラにはっきり映っていました。
タクシーのアクリル板を酔って破壊
札幌市東区の33歳の会社員・佐藤誠司容疑者がタクシー運転手への暴行で逮捕されました。
参照:STVニュース
4日未明に撮影されたタクシーのドライブレコーダーの映像です。乗客の男が運賃の支払いをしています。すると、次の瞬間…アクリル板に殴りかかり、その後も運転手につかみかかった男。再度アクリル板を殴りました。6ミリの厚さがある頑丈な防護板。これが壊れるほどの衝撃の強さです。運転手はその後、近くの交番へ駆け込み、札幌市東区の会社員佐藤誠司容疑者・33歳が器物損壊の疑いで現行犯逮捕されました。
STVニュースから引用
タクシー運転手への暴行はたまにありますが、アクリル板を素手で破壊したのは見たことがありません。
乗車賃が足りないので請求したところ逆上
佐藤容疑者は酒に酔っていて、家に到着するまで眠っていました。
運転手が起こして2510円の運賃を請求したところ、2000円を差し出しあと510円ですと言ったところで逆上。
アクリル板を素手で破壊して、運転手につかみかかり、その際に運転手は壊れた板の一部が顔に当たり全治2週間のけがをしました。
佐藤容疑者は「運転手の態度に腹を立てた」と語っています。
アクリル板は普通素手では壊れない
タクシー運転手の後ろにある透明なアクリル板。
通常は壊すといっても酔っ払いが蹴って壊すことがほとんどですが、佐藤容疑者は素手で破壊しています。
タクシーの防護板は厚さが6ミリもあります。
画像を見たところ3回ほどアクリル板を素手で殴っていますが、1回目でヒビが入っています。
アクリル板ではなく直接運転手を殴っていたら、大怪我をしています。
タクシーの防護板の値段は?
タクシーの防護板は、乗務員の背後から手を回し刃物を突きつけるといった行為などを防ぐ目的で取り付けられています。
防護板自体の値段は1万円弱ですが、一式取り換えるとなると3万円〜5万円くらいになります。
タクシー会社では、1年に何回か酔っぱらった客が防護板を壊して、器物損壊で警察に逮捕されています。
佐藤容疑者のSNSと勤務先は
佐藤容疑者のFacebookは該当するものがありません。
勤務先もネットではヒットしませんでした。
アクリル板を破壊する力からいって、おそらくガテン系の会社だと思われます。
タクシーには車内カメラがついている
タクシーにはかなり古いタイプの車でない限り、ドライブレコーダーと車内カメラが搭載されています。
ドライブレコーダーは最近つけている車が多くなっていますが、車内カメラはタクシー独自のものです。
いまは昔ほど車内での暴行や強盗が少なくなっていますが、それでもこういう時の証拠になります。
くれぐれも酔っぱらってタクシーで暴れて警察に逮捕・・ということにならないようにしましょう。