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清里町役場での男性職員の自殺がパワハラ認定
オホーツク管内清里町の役場庁舎内で、50代の男性職員が2月26日に自殺していた事件について、当時の課長のパワハラが原因だったと認定されました。
男性は前日、他の職員のいる前で上司の課長から厳しく叱責されており、パワハラの可能性があるとして町は弁護士に調査を依頼していました。
男性は2月26日朝に役場に出勤。
自席に荷物があったものの、始業時間になっても現れなかったことから、職場の職員が庁舎内を捜したところ、地下1階で自殺を図っているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
清里町HPより
【清里】オホーツク管内清里町の役場庁舎内で50代の男性職員が2月下旬に自殺した問題で、町が調査を依頼した弁護士が上司だった課長(当時)のパワーハラスメントを認定したことが12日、分かった。町は全面的に非を認め、関係職員らを処分する方針
「今の上司の下だとつらい」調査は全職員80人や遺族ら関係者を対象に行われた。男性は日ごろから上司の課長に叱責(しっせき)されていたといい、妻には「今の上司の下だとつらい」などと話しており、パワハラが原因と結論づけた。 男性は自殺した前日に、他の職員のいる前で課長から厳しく叱責されていたことから、町はハラスメントの可能性があるとして3月上旬に弁護士に調査を依頼。調査結果の概略を今月12日までに町議会と職員らに説明した。 町は今後、遺族に報告するとともに、20日に開催予定の町議会常任委員会で、調査結果の詳細や関係者の処分、町民への報告方法などについて説明する。
北海道新聞から引用
役場での自殺は「無言の抵抗」
男性の妻によると、昨年秋ごろから「今の上司の下だとつらい」「上司とは合わない」などと話していたということであり、「役場でわざわざ自殺したのは無言の最後の抵抗だと思うと話していました。
清里町は人口3,913人の小さな町です。
役場の人数も限られているでしょう。
その中で〇〇課というのが、5,6か所あるのでその課のどれかの元課長だと思います。
実名はいまのところまだ分かりませんが、つきとめて反省を求める必要があると思います。
パワハラが原因で自殺しても相手への処罰は意外と軽い
今回、職員の男性とパワハラの因果関係が立証されましたが上司への処分は訓戒とかの軽いものになる可能性が高いです。
ただし、せまい町ですから町民はみなその人物を知っており、はたして通常通りに仕事をしてそこに住み続けることができるかはその人次第です。
おそらく、町民からもよく思われていない人物でしょうからこれ以上町役場に通い続けるのは難しいと思います。
ネットの声
町役場の職員だと逃げ場がないよね…
担当替え程度。
想像すると怖いよ。
未だにハラスメント行為を平然とする人はそろそろヤバいと思う。
こうやって逆に刈り取られるからね。
仕事より自分の命を優先して欲しい。
面前で叱責ってこれもNGだと思う。
そういう一つ一つが理解出来ない上役は担当から外れて欲しい。
町も潔いですね。原因調査もちゃんと依頼しているし。
同じ町でも昨年「畳部屋隔離」パワハラを町長が行った山口県田布施町とはえらい違いです。件の町は、議会が調査すると言いながら、町長に忖度して調査できるのに調査しませんでした。
町役場でもレベルに差があるんですね。
明日は我が身の恐ろしさ…
上司ガチャでハズレを引くと誰しも起こりうるリスクだからな。
パワハラについては厳しくなったといわれていますが、労働基準局などはほとんど取り扱ってくれません。