この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。
特別養護老人ホームで入所者を拘束
北海道函館市の特別養護老人ホーム「恵楽園」において、入所者への不適切な身体拘束が少なくとも２年以上にわたって行われていたことが発覚しました。
施設側は人手不足を理由に挙げ、謝罪の意を表明しています。
具体的には、6人の入所者に対しベッドを柵で囲み、2人には下半身にシーツを巻き付けるなどの拘束が行われていました。
しかし、虐待の意図はなかったとし、2023年12月25日までに改善されたと主張しています。
恵山恵愛会の菅龍彦理事長は、柵の使用について「一時的な苦肉の策」と説明し、謝罪の言葉を述べました。
施設は来週にも報告書を函館市に提出し、入所者の家族にも説明や謝罪を行う予定です。
介護業界の人材不足
このような不適切な身体拘束の実施が明るみに出たことは、高齢者施設の運営における問題点や人材不足の深刻さを浮き彫りにしました。
参照：STVニュース
施設の職員数が不足している状況下で、適切なケアを提供することが困難であることが示唆されます。
また、入所者やその家族に対する説明や謝罪は、施設の信頼を回復する上で不可欠です。
今後は、このような事態を防ぐために、施設の運営体制や職員の教育・トレーニングなどに改善を図る必要があります。高齢者の尊厳と安全を確保するために、適切なケアと人材の確保が重要であることを改めて認識させられる出来事と言えます。
