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弁護士をひき逃げした男が逮捕
福岡市中央区の渡辺通りで3日未明、44歳の弁護士が車にひき逃げされ重体となっている事件で、風俗店従業員の矢野元気容疑者(31)が逮捕されました。
参照:NHKニュースWEB
福岡市中央区の渡辺通りで3日未明、44歳の男性が車にひき逃げされ重体となっている事件で、警察は3日午後、31歳の男を逮捕しました。
ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、住居不定で自称・風俗店従業員の矢野元気容疑者(31)です。
警察によりますと、矢野容疑者は3日午前4時ごろ、福岡市中央区の渡辺通りで、軽乗用車を運転していて男性をはねた後、そのまま逃げた疑いがもたれています。
はねられたのは、弁護士の小林正幸さん(44)で、意識不明の重体です。
警察はひき逃げ事件として捜査を進め、防犯カメラに映った車の特徴などから、矢野容疑者の車を割り出したということです。
警察の調べに対し、矢野容疑者は容疑を認めていて、「大けがをさせたことを受け入れたくなくて逃げた」と話しているということです。
九州朝日放送から引用
矢野容疑者は「前をよく見ていなかった。大けがをさせてしまったという現実を受け入れたくなかった」などと話し容疑を認めているということです。
矢野元気のSNSは
矢野元気容疑者のFacebook、インスタグラム、Twitterを調べましたが特定できませんでした。
同姓同名はいるのですが、何せ住所不定の風俗店従業員ですからSNSを特定するのは難しいです。
顔画像もまだ公開されていません。
追記:顔画像がテレビ西日本で公開されました。
参照:テレビ西日本
事故の状況は
事故の状況は報道しているメディアで少し違っていますが、午前4時ごろ福岡市中央区渡辺通で、小林さんが道に座り込んだ後、矢野容疑者の軽自動車にはねられたようです。
その後小林さんが、約90メートル引きずられて、うつ伏せの状態で発見されています。
矢野容疑者の車は軽自動車ですから、小林さんをただひいただけなら怪我くらいですんだかもしれませんが、その後引きずったので意識不明の重体になったものと思われます。
弁護士が亡くなった場合の賠償金は1億越え
ひかれた小林さんは44歳と働き盛りです。
普通の会社員でも、亡くなれば賠償金は7、8千万円はいきます。
今回は定年のない弁護士であり、年収にもよりますが、後遺症の残る怪我でも亡くなっても賠償金は1億を超えるものと思われます。
矢野容疑者は自動車保険に入っていないのでは
矢野容疑者は住居不定の風俗店従業員。
おそらく、自動車保険には加入していないでしょう。
そうなると、小林さんに賠償金を支払う事は不可能です。
小林さんが車を所有していて、人身傷害保険に加入していればそこからは保険金が出ますが、どちらにしろ小林さんの加入している保険会社へ保険金を返さなければなりません。
矢野容疑者は、自動車事故で実刑となって、賠償金を支払えず自己破産をするのがこの手の交通事故のパターンです。
矢野容疑者のような「無敵のひと」にはいくら弁護士でも敵わないのが実情です。