この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
桂田社長 記者会見「前日」の通話記録「とりあえず謝罪はもちろんする」
UHBニュースが、知床遊覧船の桂田精一社長が事故から4日後の記者会見前日の26日に録音された、桂田社長の電話の通話記録を入手しました。
その内容はやはり渋々とりあえず謝っておこう。
保険は一人一億円入っているし、社長が交代する可能性については「やりたいことがちょっとあったので、機会としてはそれはそれでいいかなと思っています」とのことでした。
桂田社長はこれほど多くの犠牲者を出しても、反省しているようには見えませんでしたがやはり反省などしていなかったようです。
最近では沈没をクジラのせいにしている音声も流れています。
桂田社長は人が大勢亡くなった責任について自分が刑事責任を取るかどうかしか考えていないようです。
参照:NNNニュース
北海道知床半島沖で26人を乗せた観光船が沈没した事故で、観光船の運航会社、知床遊覧船の桂田精一社長が事故から5日後の4月27日に、初めて記者会見をしましたが、その前日の26日に録音された、桂田社長の電話の通話記録を入手しました。
そこには、録音翌日の記者会見について「とりあえず謝罪の方はもちろんするんですけども」「社長が代わるような手はずは、これから取っていくと思います」とあり「私もやりたいことがあったので、機会としては、それはいいかなと思っていますが…」などと話す肉声がありました。
録音をした桂田社長と面識のある人は、UHBの取材に対し、「反省の色がまったくないんだなと思いました。音声の内容を聞いていただくとわかりますが、本当に自分の事の重大さを理解していない」と話しています。
録音されたのは4月26日。23日に、知床半島沖で観光船「KAZU1(カズワン)」が遭難してから4日目。その翌日に初の記者会見を予定していました。
録音された通話の一部です。
桂田 精一 社長:「あす(4月27日)弁護士から止められてたけどしますけども
会見(をします)。事実関係が、はっきり事故の原因がわかってないから、あまり言ってもしょうがないから、謝るだけになっちゃうと思うんですけど、とりあえず謝罪のほうはもちろんするんですけども」桂田 精一 社長:「保険の話になっちゃうけど、入っています。いま(乗客が)24人ですから、1人1億円とか出しても、まだ余るような感じなので、そちらの方は問題ないかと思いますけど」
社長が交代する可能性についての問いかけには。
桂田 精一 社長:「やりたいことがちょっとあったので、機会としてはそれはそれでいいかなと思っていますが、変わらないかもしれないですけどね。ちょっとのその辺はわからないです、そこまで決まってないです」
今後、桂田社長の逮捕はないかという問いかけには。
桂田 精一 社長:「逮捕はないですね。はい、基本的には」「弁護士さんにその辺は、みんな相談してますので」
録音をした桂田社長と面識のある人は、UHBの取材に対し「反省の色がまったくないんだなと思いました。音声の内容を聞いていただくとわかる。本当に自分の事の重大さを理解していない」「腹が立ちましたし、(遭難された)家族のサポートをしたいと思っていたんですが、電話をして(桂田社長を)手伝いたいと思わなくなった」
その人は、「この事実をみなさんに伝えなくては、と思った」と話しています。
5月3日夕方のみんテレニュースでも詳しくお伝えします。
(KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)
UHBニュースから引用
桂田社長の刑事責任は
桂田社長の会社、自宅は2日に続けて家宅捜査が行われました。
容疑の対象は豊田徳幸船長(54)と桂田社長で、2人は事故を予測できたのに対策を怠り、事故で乗客らを死亡させた疑いがもたれています。
航行中の責任は基本的に船長にありますが、当日朝、船長と社長は出航について打ち合わせし、荒天の可能性を認識しながら、「天候が荒れるようなら引き返す」という条件付きで社長自ら出航を決めた点がポイントになっています。
しかし、どのような場合に引き返すかはあいまいなままだったうえ、事務所の無線のアンテナは壊れ、船に積む衛星電話も故障し航行中の定点連絡はされていなかったほか、原則として事務所で勤務する必要があった運航管理者である社長が不在だったことも、社長が乗船者の家族に配った資料から明らかになっています。
今後、こうした当時の対応が事故にどうつながったか、詳しい経緯や認識について海保は確認するとしています。
おそらく何らかの刑事責任には問われると思いますが実刑になるかどうかは微妙です。
ネットの声
事故の原因をクジラのせいにしようとした話は、先に従業員あてのLINEの会話が流出して報じられたが、その後の被害者家族への説明会で社長がこれを否定した、という記事があったと思う。社長は「マスコミのでっちあげ」にしたかったのだろうが、改めて電話の録音が曝露され、家族にも嘘をついていた事が明確に。LINEや録音の流出には賛否あるだろうが、狭いウトロの町で発信者バレを臆せず、マスコミを介して真実を伝えようとする関係者の勇気に心から敬意を送りたい。
これでも社長を擁護する奴とかいるの?
この音声をメディアに流出させた人は、
社長と縁が切れても構わない立場で(そのほうが自身も都合がよい)、まだこの時点で助け舟は出しておらず、火の粉を浴びる可能性の有無は不明な関係だが、万が一の為に録音待機。
そしてこのような事前報告を受ける立場の人なんですよね。
こんな会話を聞くと今ボランティアで救助活動に協力されてる漁業船・観光船等々の方々は腹ワタが煮えくり返るよ。
これは桂田社長の乱暴な経営で犠牲になった人や不明者を案じてる全ての人の気持ちを踏みにじっとる。(怒)
それにしてもタイミングのいい録音があるって事は、普段から反感を買う様な事ばかりやってたんだろうな。
自分の周りにイエスマンしかいなくなった金の亡者のワンマン社長の犠牲にしては大きすぎますね。