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東須磨小学校の教員間いじめ問題での教師の処分が決まったと思っていたところ、他の学校でも同じようないじめがあったことがわかりました。
このような教員間のいじめは全国的にあるものと思われます。
神戸市内の学校でハラスメントが発覚
神戸市内の学校で、先輩教員2人が若手の男性教員にハラスメントや不適切な行為を繰り返していた問題で、発覚のきっかけとなった市教育委員会のハラスメント調査に対し、同僚ら13人から申告があったことが判明しました。
東須磨小学校の教員間暴行・暴言問題を受けて、市教委が全教職員約1万2千人を対象に実施したハラスメント調査で発覚しました。
蚕のサナギを食べさせる
市教委によると、パワハラをしていたのは、30代と40代の男性教員2人です。
2人は2016~18年度に若手教員に対し、
・食用蚕のサナギを食べさせる
・教室や職員室で丸刈りにさせる
・「ダボ」「給料泥棒」などと言う
・椅子を蹴る
・七味を頭にかける
・防水時計を水槽の中に沈めて隠す
などのハラスメントや不適切な行為をしたとされています。
2人の教員は懲戒処分
28日に市教委は12項目を認定した40代教員を減給10分の1(3カ月)、9項目を認定した30代教員を戒告の懲戒処分としました。
また、市教委は同僚13人からハラスメントの申告があったことを重く見て、いずれも50代男性の校長を文書訓戒、前校長を口頭訓戒としました。
市教委は「被害教員が公表を望んでいない」として、学校名などを明らかにしていません。
学生なら停学か退学だが
これらと同じ行為を学生がしたとしたら、おそらく停学か退学になるでしょう。
こういう行為を平気でできる教師には、「子どものいじめ撲滅」などはのぞみようもありません。
多すぎる「デモシカ教師」
昔、教師になりやすかった時代に、ほかにやりたいことがないから「先生でもやろう」。
あるいは特別な技能がないから「先生にしかなれない」など、消極的な動機から教師の職に就いた教師を揶揄して「デモシカ教師」と呼びました。
この30代、40代の教師は、まさしくこの「デモシカ教師」にほかなりません。
教師がやるなら生徒もやる
先生がいじめをやる以上、それをみて生徒も同じことをするでしょう
自分の子どもや孫が、同級生に食用蚕のサナギを食べさせられたり、丸刈りにされたら、あなたはどう思うでしょう。
生徒は教師がやっていることを真似しただけですから、学校もやった生徒に注意できません。
やられた生徒は、不登校や自殺をするかもしません。
教師への処分が甘い教育委員会
東須磨小学校の処分をみても、今回の2人の教師の件にしても教育委員会は教師に甘すぎます。
この甘い処分が、あとあと大きな問題に発展しなければいいのですが。