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神戸市の東須磨小学校で、4人の教師によるいじめが発覚しました。
その壮絶ないじめは前代未聞です。
東須磨小学校の教師4人が20代の教師をいじめる
神戸市須磨区の市立東須磨小学校の20代男性教員が、同僚の先輩教員4人に暴行や暴言などのいじめ行為を昨年から継続的に受けていたと報じられています。
東須磨小学校
住所:須磨区堀池町1-2-1
この先輩教員は、男性教員に対してポンコツの意味で「ポンちゃん」というあだ名を付けて呼んでいたということです。
男性教員は精神的に不安定になり、今年9月から休暇による療養を余儀なくされているとのこと。
この男性教員の担任していたクラスは、急きょ臨時講師で補う形をとっているということです。
加害者側の4人の教師は休みをとる
加害者側の教員は、4人。
30代〜40代の男性教師3人と女性教師1人です。
加害側の4人の教師は10月に入って休んでおり、神戸市の教育委員会は速やかに人事異動などで人員を補充する方針ということです。
教師による想像を絶するいじめ
この4人の教師の20代の男性教師に対するいじめは壮絶です。
・羽交い締めにして激辛カレーを目にこすりつける。
・携帯電話にいたずらし、ロックをかけて使えなくする。
・男性教師の自家用車の上に乗って車を傷つける。
・男性教師の車の中に飲み物をわざとこぼす。
・先輩教師4人にコピー用紙の芯で尻が腫れるまでたたかれた。
・「ハゲ」「ボケ」「カス」と毎日暴言を浴びせる。
・LINEで女性教師らに性的なメッセージを送るよう強要される。
・足を踏みつける
これは、かなり悪い不良たちがいじめを行う以上のものです。
これを一般の教師がやるとは思えません。
フェイクニュースではないのか、東須磨小学校に電話しました。
東須磨小学校に電話が繋がらない
昼と夕方に東須磨小学校に電話しましたが、話し中で繋がりません。
今日は、この報道で回線がパンク状態のようです。
それではと、神戸市の教育委委員会に電話しました。
とても丁寧に対応してくれました。
やはりいじめは事実
神戸市の教育委員会に電話し、「今回のニュースはフェイクニューでは?」と聞いたところ事実だと応えてくれました。
「少し誇張してあるのでは?」という質問には、現在、加害者側と被害者側に調査中との回答。
調査後、しかるべき処分をすると語ってくれました。
被害者は他にも3人
本日開かれた神戸市教員委員会の会見(開かれたの知りませんでした)で、被害者はこの男性教師以外に、20代の教師で、男性1人、女性2人がいじめとセクハラの被害にあっていました。
セクハラについては具体的な内容は話せないとしながら、加害教員4人のうち、男性教員2人からセクハラがあったことが分かっているということです。
そうすると、小学校の全教員30人強のうち、4人が被害者で4人が加害者。
学校の中でいじめる側といじめられる側があったということになります。
学校側は教師によるいじめを隠蔽
これら一連のいじめについて、小学校の管理職は今年6月ごろ、別の複数の教員からの相談をきっかけに把握し、加害側の教員を指導したとしています。
しかし、学校側は市の教育委員会には、7月に 「教員間でトラブルが あったが解決した」と嘘の報告をしていました。
9月になって市教委は、男性教員の家族から男性教員の状態について連絡を受け、事実関係の調査を始めた模様です。
つまり、東須磨小学校の校長か教頭がいじめを隠蔽し、男性教員の家族が市教委に訴え出た形になります。
この対応について、教育委員会では「校長の責任も含め、事実関係を明らかにした上で厳正な対応をしていきたい」と語っています。
2019年に教頭から校長になった「仁王 美貴」校長
2019年4月に、仁王美貴校長が教頭から校長に昇任しています。
(平成28年度は東須磨小学校の教頭でした)
仁王校長は、教頭の時にいままでのいじめを知りながら校長になり隠蔽したことになります。
今回の教師によるいじめは、さすがに教頭、校長は知らないわけもなく、この2つの職を3年以上同じ小学校でやれば知っていて当然です。
仁王校長がきちんと管理職として責任をとることと、加害者教師の実名報道を切に願います。