福岡県で「山下泰幸さん」(42)をひき逃げした22歳の女子大生。交通事故鑑定人からみた3つの嘘。

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福岡県田川市で死亡ひき逃げ事件

 

福岡・田川市で、42歳の男性が、22歳の女子大生の車にはねられ死亡しました。

 

参照:テレビ西日本

 

12日夜、福岡県田川市で42歳の男性が車にはねられ死亡しました。

車を運転していた女子大生(22)は「LINEの返信をしていた」と話しています。

12日午後10時50分ごろ、田川市川宮で「娘が電柱か何かに車をぶつけたようだ」と軽乗用車を運転していた女子大生の母親から警察に通報がありました。

警察が調べたところ、現場には血痕がありましたが付近に人の姿はなく、女子大生も「スマホをみていたので何とぶつかったかわからない」と話したため、周辺を捜索。

通報から約1時間後、現場から20メートルほど離れたところにある側溝で男性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたがその後、死亡が確認されました。

亡くなったのは近くに住む会社員・山下泰幸さん(42)で、死因は窒息死でした。

警察は過失運転致死の疑いもあるとみて、事故の原因を調べています。

テレビ西日本より引用

 

亡くなった山下さんは犬の散歩をしていたとのことです。

 

1つ目の嘘

 

明らかに電柱にぶつけたのではない車の損傷

 

22歳の女子大生の運転している軽自動車の損傷です。

 

参照:テレビ西日本

 

この車を見る限り左のライトと左のフロントガラスが損傷しています。

 

左のフロントバンパー付近にはへこみや擦り傷などの大きな損傷は見られません。

 

参照:テレビ西日本

 

電柱なら左フロントバンパーが傷つき大きく損傷します。

 

ほとんど傷がないままフロントガラスは割れません。

 

柔らかいものにかなりの速度で衝突し、人がフロント部分に乗り上げ頭などでガラスを破損させた損傷です。

 

2つ目の嘘

 

ひいたのが人間だと気づかない訳がない

 

女子大生は山下さんをひいて山下さんがフロント部分に乗り上げてガラス割っていますから、その様子を見て本当に人間だと気づかない訳がありません。

 

私は何度も車と自転車、車と人の事故を見てきましたが、ある程度の速度で人間を車がひくと人間はフロントに乗り上げてこのようなフロントバンパーに傷がなくフロントガラスがひび割れるという車の損傷になります。

 

この音と衝撃はかなりのもので、車内用のドライブレコーダーを見ても気づかなかった運転者はいません。

 

そして、この女子大生の車はかなりの速度を出していたと思われます。

 

3つ目の嘘

 

ひき逃げし一度家に帰った女子大生

 

この女子大生は人間だと分かっていながら、怖くて自宅に逃げたと考えられます。

 

自宅に戻った理由についてはっきりと警察に話していません。

 

家に帰って母親に相談し、ひき逃げした犯人がみな口にする「人間だと思わなかった」という理由を考え警察に通報しています。

 

スマホでLINEを返していたと交通事故の理由を語っていますが、これは前方不注意で罪を軽くするために考えた理由かもしれません。

 

実際は速度違反をしていた可能性が高いです。

 

逃げなければ助かっていたかもしれない山下さん

 

山下さんの死因は「窒息死」。

 

つまり車にひかれ側溝に落ちたために、水に浸かってしまい溺れ死んでいます。

 

 

山下さんをひいてすぐに救助していれば助かったかもしれません。

 

今回の交通事故は、ひき逃げというよりも、殺人に近いものがあります。

 

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