給食で余ったパン約1000個、牛乳約4200本を持ち帰った教師の「懲戒処分」の理由は?ロンブー 淳もツイート

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給食で余ったパンや牛乳を自宅に持ち帰って飲食していた教師が懲戒処分を受けました。

 

この理由には理解しましたが、時代にはついていけていない気がします。

給食で余ったパンを持ち帰った教師が懲戒処分

 

給食で廃棄処分されるパンと牛乳、約31万円分を4年間にわたって持ち帰ったとして、62歳の男性教師が減給処分を受けました。

 

参照:堺高校HP

 

市立堺高校に勤めていた男性教師は、2015年6月ごろからことし6月まで、4年間にわたり、廃棄される給食のパン約1000個、紙パックの牛乳約4,200本を自宅に持ち帰って、家族で飲食していました。

 

「もったいない」という思いからパンと牛乳を持ち帰る

 

男性教師は「もったいない」と思う気持ちから廃棄処分を担当する業者に依頼し、1回あたりパン5、6個、牛乳10本程度を用意した箱やかばんに入れて持ち帰っていました。

 

 

市教委によると、男性教諭は2015年から夜間定時制で給食指導を担当、生徒が欠席するなどして出た給食の余りを引き取っていました。

 

今年6月に匿名の通報があり発覚。

 

市教委は「学校教育の信用を著しく失墜させた」として、男性教師を減給3カ月(10分の1)にしました。

 

男性教師はすでに持ち帰った給食の代金約31万円を市に返還していて、25日付で依願退職しています。

 

ロンブー の淳がツイート

 

この処分についてロンドンブーツ1号2号の田村淳も12月26日、ツイッターで次のように疑問を呈しました。

 

 

確かに廃棄される給食を持ち帰って懲戒処分というのは如何なものかと思います。

 

かつて堺市で起きた集団食中毒事件

 

1996年7月に堺市で学校給食が原因となり、病原性大腸菌O157による集団食中毒が発生。

 

児童7892人を含む9523人が罹患し、うち児童3人が死亡するという事件が起きました。

 

これを受け、堺市では事件を風化させないことを目的とし、多くの子どもたちが食中毒症状を発症した7月12日を「O157 堺市学童集団下痢症を忘れない日」として、例年「追悼と誓いのつどい」を開催しています。

 

確かに衛生上はあまりよろしくはないと思いますが・・・。

 

懲戒処分の根拠は「地方公務員法」

 

市教委では、処分の根拠として「地方公務員法第32条と第33条に違反したため」と弁護士ドットコムの取材に回答しています。

 

第32条では「法令等及び上司の職務上の命令に従う義務」、第33条では「信用失墜行為の禁止」がぞれぞれ定められており、教師は、衛生上の問題というよりも、地方公務員法に触れたということでした。

 

「もったいない」は日本の美徳

 

この教師の「もったいない」は厳密にいえば「地方公務員法」に違反しているかもしれませんが、やはり余った給食をただ破棄する方がおかしいのではないかと思います。

 

時代は進み、今は「食品ロス」が問題になっています。

 

衛生面のこともあるでしょうが、私は日本人の「もったいない精神」は美徳だと考えます。

 

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