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「アップル」偽物ケーブルを販売目的で所持の疑い 夫婦を逮捕
アップル社の純正品に類似させた偽のケーブルを、販売目的で大量に所持していたとして、苫小牧の無職、齋藤笑生(さいとう・えみ)容疑者31歳と、遼平(りょうへい)容疑者27歳の2人が逮捕されました。
逮捕容疑は、今年3月、苫小牧市内の自宅でアメリカのアップル社の純正品に類似する商標を付けたケーブルを、販売目的で所持していた商標法違反の疑いです。
税関から「アップル社の商標権を侵害するものを輸入している者がいる」との通報を受け、警察は、捜査の結果、今月13日、2人を逮捕しました。
警察の調べに対し2人は「中国から輸入した。違法ではないと思っていた」などと話し容疑を否認しています。
警察は、2人がインターネットを通じて1本300円程度でケーブルを販売していたとみて、売り上げの実態を調べています。
参照:NHK北海道
偽物のアメリカのアップル社の充電用ケーブルを販売する目的で所持していたとして20代と30代の夫婦が逮捕されました。 商標法違反の疑いで逮捕されたのは、北海道苫小牧市に住むいずれも無職の斎藤笑生容疑者(31)と遼平容疑者(27)の男女2人です。 2人は夫婦で3月5日、自宅にアップル社が商標権の登録をしている「DESIGNED BY APPLE IN CALIFORNIA」に類似した商標を付けたケーブルを販売目的で所持し、商標権を侵害した疑いが持たれています。 警察によりますと函館税関苫小牧支署から「アップル社の商標権を侵害する物件を輸入する者がいる」などと警察へ通報があり事件が発覚。 警察が3月5日、夫婦宅の家宅捜索をしたところ、iPhoneの充電用ライトニングケーブル2種類、計約1万7000本が見つかり押収。この内少なくとも約1万1800本が商標権を侵害する物だったとして、10月13日に逮捕しました。
2人はインターネットを使ってケーブルを1本100円程度で中国から仕入れていて、販売時には「純正品質」「純正工場製品」などと文言をつけながら約300円で販売していたとみられています。 調べに2人はケーブルの所持は認めているものの「違法なケーブルとは思っていなかった」などと容疑を否認しているということです。 警察は今後ケーブルの販売についても追及する方針です。
UHBニュースから
「DESIGNED BY APPLE IN CALIFORNIA」の商標
「DESIGNED BY APPLE IN CALIFORNIA」と商標を付けたケーブルです。
参照:NHK北海道
商標があると本物と見分けがつきません。
精巧な中国商品です。
この商標がなければ今回逮捕されることはなかったのですが皮肉なものです。
齋藤夫婦のネットショップ
齋藤夫婦が出していたネットショップだと思われる店がQ0010にありました。
kre SHOP
夫の齋藤遼平容疑者の名前で店を出しています。
もともと偽物として販売しています。
評価も高いので商品としては悪くはないのでしょう。
現在は販売中止です。
これは今流行りの中国せどりですが、齋藤夫婦は「知らなかった」と嘘をついているか商標権の勉強が足りなかったかのどちらかです。
累計10万本の売り上げ
店の紹介にある「累計10万本以上の実績」が本当なら、(300円ー100円)✖️100,000=20,000,000円の利益を得ていたことになります。
実際にはこれから諸経費が引かれるにしても利益は相当なものです。
おそらく在庫数から見ればこのくらいは売れていたものと思われます。
齋藤夫婦のFacebookと顔画像
齋藤夫婦の名前で該当するFacebookは見当たりません。
顔画像もまだメディアで公開されていません。
妻の齋藤笑生がどのニュースでも最初にきているので、妻が主犯格のようです。
商標権侵害とは
今回齋藤夫婦が逮捕されたのは、あくまで商標権侵害です。
商標権侵害とは、他人が登録した商標やそれと類似する商標を、法律上、他人の商標権が及ぶ分野について使用する行為です。
商標権侵害があった場合、商標権者は、侵害者に対して、商標使用の差し止めや損害賠償を請求することができます。
偽物を偽物として売っていたのは問題はありませんが、アップル社が商標権の登録をしている「DESIGNED BY APPLE IN CALIFORNIA」に似た商品を売ったのが問題です。
アップル社からの損害賠償は恐ろしい額になると思われます。
ネットの声
純正品質とか純正の正規品では無い事を知った上で売っていたのだから、違法と思わなかったは通用しない。
こういう輩はアップル社から訴えられて、生きて行くのが嫌になる様な莫大な損害賠償を請求されると良い。
製造方法が純正と同じなら、もう純正かも・・・。
300円で売れるという事はアップルはかなりの利益を得ている事に・・・。
コピー品なのに5000本余りがコピー品と認められなかったクオリティーもすごいな。
アップル社から生きていくのが嫌になるくらいの賠償金の請求がきそうですね。