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無登録で暗号資産を販売した開発者ら逮捕
東京都の会社の代表取締役らが国に無登録で暗号資産を販売したとされる事件で、大阪府警などは18日、投資関連サービス会社「Rawbiz」(東京都杉並区)代表取締役の山田大紀容疑者(26)ら6人を資金決済法違反容疑で逮捕しました。
山田容疑者らは、のべ1130人に独自の暗号資産「アークキャッシュ」など15億8700万円相当を販売していたということです。
現在、顧客は取引や換金ができない状態になっています。
参照:読売テレビ
国に無登録で暗号資産(仮想通貨)の交換業を営んだとして、大阪府警サイバー犯罪対策課は18日、資金決済法違反の疑いで、東京都新宿区、ウェブ広告会社社長の山田大紀容疑者(26)ら計6人を逮捕したと発表した。6人はマッチングアプリなどを通じて知り合った人から投資を募っていたが、扱っていた暗号資産は実際には無価値だったという。府警は全国の延べ約1千人から約16億円をだまし取ったとみて詐欺容疑なども視野に調べる。 逮捕容疑は共謀し、令和元年12月~2年3月、東京都や愛知県などに住む30~50代の男性5人からビットコインなど既存の暗号資産を集め、独自に開発した暗号資産「ArkCash(アークキャッシュ)」や「Biomex(バイオメックス)」と、金融庁に無登録で交換したとしている。府警は6人の認否を明らかにしていない。 同課によると、6人は暗号資産を発行して資金を集める「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」と呼ばれる手法を悪用したとみられる。山田容疑者が中心となり、元年に暗号資産の交換を開始。マッチングアプリなどを通じて知り合った人物に、「この暗号資産は値上がりする」などと呼びかけて勧誘したという。 だが、購入客からは投資した後、連絡が取れなくなったり、換金できなくなったりするなどの訴えが相次いでいた。 府警は10月上旬までに、暗号資産の自動売買システムの販売をめぐって契約に必要な書面を渡さなかったなどとして、特定商取引法違反の疑いで山田容疑者ら男女5人を逮捕していた。
産経新聞から引用
マッチングアプリを使って勧誘
今回の勧誘の手口はマッチングアプリ。
出会い系アプリで「20歳代女性」と知り合った男性たちがターゲットにされ、会うこともないまま「取引所に上場すれば価値が10倍くらいになる」と投資を持ちかけられアークキャッシュなどを購入。
その後連絡は途絶え、現在はスマートフォンのアプリに残高が表示されるだけで、換金はできない状態とのことです。
「Rawbiz」のHP
「Rawbiz」のHPです。
なんとWIXで手作りです。
一応ネット関係の仕事をしていることになっていますが、まだ準備中のプロジェクトも。
ここに16億円ものお金をつぎ込むとは・・・。
上手い言葉に乗る前にHPを確認していれば。
「バイオメックス」に「アークキャッシュ」
山田容疑者らは、独自に開発した暗号資産「アークキャッシュ」「バイオメックス」とビットコインを交換し換金していました。
独自の暗号資産を発行し、既存の暗号資産と交換して投資家から資金を集める手法は「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」と呼ばれています。
交換業者として営業する場合は国への登録が必要になり、暗号資産を巡る投資トラブルは近年頻発しており、警察庁、金融庁、消費者庁は利用客に交換業者の登録の有無を確認するよう呼びかけています。
暗号資産を作っても交換所で現金に交換できなければ本当の仮想の通貨です。
辻川容疑者の顔画像
辻川容疑者の顔画像はメディアで公開されています。
参照:読売テレビ
まだ24歳でエンジニア。
暗号通貨を作った人物です。
26歳の山田大紀容疑者と24歳の辻川容疑者。
この若者に6億円も投資する投資家もいないでしょうから、出会い系を使ったのだと思われます。
山田容疑者の顔画像はまだ公開されていません。
仮想通貨を使った巨額詐欺事件
20代の若者がやったにしては巨額すぎます。