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宮城県の空手の師範がいきなり生徒を殴ったという事件がありました。
どんな理由にせよ、生徒は殴るとは・・・同じ空手をするものとして許せません。
長澤道場の師範が少年を殴る
空手の指導中に少年の顔などを殴り、鼻の骨を折る大けがをさせたとして、宮城県大河原町の師範の男が、傷害の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、大河原町金ケ瀬の会社役員・永沢裕基容疑者(35)。
参照:永沢裕基フェイスブック
永沢容疑者は、9月6日に自分が主宰する長澤道場で、10代の少年の顔を殴り、鼻の骨を折る大けがをさせた疑いが持たれています。
準備体操中の少年の顔をいきなり殴る
少年は、空手教室の生徒で、永沢容疑者が準備運動中の少年の顔をいきなり殴ったということです。
9月中旬に少年と両親が、警察に被害届を出していました。
取り調べに対し永沢容疑者は、「けがをさせたことは間違いない」と話し、容疑を認めているということです。
日常的に体罰か
警察では永沢容疑者が日常的に、少年に体罰を加えていた疑いもあるとみて調べています。
長澤容疑者は、少年が気に入らなかったのかおしゃべりでもしていたのか・・・・。
どっちにしても、口があるならきちんと注意すべきです。
なぜ、いきなり顔を殴ったのでしょう。
長澤容疑者のSNS
長澤容疑者のフェイスブックです。
https://www.facebook.com/hiromoto.nagasawa/photos?lst=100025993993098%3A100002194407075%3A1569357067
職業は整骨師のようです。
HPでは空手の稽古で怪我はしないと書いているが
長澤道場のHPでは空手の稽古での怪我について書いています。
空手の稽古や試合で怪我はしますか?
他のスポーツと同じく怪我をすることはありますが、怪我をしないためのトレーニングを行ないますので一般的に思われているほど多くはありません。 小学校低学年や初心者のかたには特に安全に気をつけて稽古を行ないます。 もちろん、いきなり上級生と組手をするということもありませんのでご安心ください。長澤道場HPから引用
空手の稽古では怪我はしませんが、先生が生徒を殴ったら怪我をします。
HPには「先生が生徒を殴ることはある」とは書いていません。
もともと寸止めの空手のはず
剛柔会のHPにも書いている通り、剛柔流は寸止めといわれる空手です。
『全日本空手道連盟の組手は寸止めを基本とする突き・蹴りの技の攻防です。』
かくいう私も剛柔流の初段は持っています。
寸止めなのに、素手で生徒の顔を殴れば、実際に殴る練習をしていないでしょうから手加減もできません。
空手のイメージをそこなう所業
空手というと怖いイメージがありますが、フルコンタクトの場合は実際に拳や蹴りを当てますが暴力やリンチ的なことはほとんどありません。
空手のイメージが怖いせいか、これほど個人の情報がネットに出ているにもかかわらず、有象無象のトレンドブログがほとんどとりあげていません。
どんな理由があるにせよ、空手の先生が生徒を殴ってはいけません。
せっかくオリンピックにもとりあげられた「空手」もイメージが悪くなりました。
空手でこのようなことが起きることは今はほとんどなく、実際には安全な格闘技であることを知っていただければ幸いです。