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大谷選手よりも高一で早い球を投げた投手
2日放送の『消えた天才』という、かつての天才の第2の人生を追跡するTBSのドキュメントバラエティーで、「大谷翔平に勝った同世代の天才たちは今」と題し、かつて大谷翔平投手(24)を倒した天才たちを大追跡しました。
第3位では、高校1年時に大谷選手を上回る豪速球を投げた同世代の天才投手の現在に迫りました。
1年の夏から甲子園で147キロをマークし、怪物投手と呼ばれた大谷選手。
しかし、同じ1年の夏にその大谷選手の球速を1キロ上回る148キロの豪速球を投じた投手がいました。
148キロは高校1年生の日本最速で、現在も破られていない記録だそうです。
天才・伊藤投手が戦力外に
その投手の名前は、伊藤拓郎選手(25)。
帝京高でチームメートだった山崎康晃投手(26)=DeNAも「素材はピカイチ」「監督が特別扱いするぐらい」と当時を振り返りました。
その天才は鳴り物入りでプロの世界へ。
1年目から1軍で2試合に登板し無失点投球を披露。
さらなる飛躍を期待されましたが、プロ入りからわずか3年で戦力外になったということです。
伊藤投手の球速が130キロ台に
「スピードが出なくなっていった」と自慢の直球のスピードは、130キロ台まで落ち込んでいたと語っていました。
「この先、野球をやることはなくなる」と思っていた伊藤投手ですが、その後は独立リーグ、BCリーグの群馬に入団し、今年から社会人野球の新日鉄住金鹿島で野球を続けているということです。
8月に結婚し「家族のために野球をがんばる気持ちになった」と決意を示し、球速は146キロまで戻ったということです。
伊藤投手は、またプロ野球へ挑戦すると語っていました。