この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。
暴力団組長の自宅に空き巣
兵庫県姫路市を拠点にする指定暴力団神戸山口組系組織の男性組長が、同市内の自宅マンションから数百万円を盗まれたという内容の通報が兵庫県警にあったことが2日、神戸新聞の捜査関係者への取材で分かりました。
県警は窃盗事件とみて捜査しています。
2018年12月末~19年1月1日ごろの間、組長の自宅から現金数百万円が入った金庫が盗まれたとのことです。
部屋には荒らされた形跡があり、他にも貴金属類が無くなっていました。
当時、組長は上部団体の年末年始行事に出席するため、神戸市内の本部にいたとの情報があります。
組長は、神戸山口組の最大勢力「山健組」(神戸市中央区)の幹部。
確かに年末年始は、暴力団の上部団体の催しのために本部に幹部は詰めるのが習わしです。
とても日程が分かりやすいですし、仮にも組長の自宅ですから現金があるのは推測されます。
しかし、暴力団の組長が空き巣に入られ、それを警察に届けるというのもあまり聞いたことがありません。
空き巣も組長の自宅となると命に関わりますが、暴力団組長がまさか警察には届けないだろうとタカをくくっていたとも思われます。
今の暴力団事情は、恥よりも「お金」なのかもしれません。