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28歳の無職の母親が子供を死なせる
同居する生後1カ月の次男を栄養失調などで死亡させたとして、仙台北署は18日、保護責任者遺棄致死の疑いで、仙台市青葉区桜ケ丘一、母親の無職千葉侑(ゆう)容疑者(28)を逮捕しました。
千葉容疑者は「ミルクを買うお金がなく、10日前からあげていなかった。さ湯とコンビニで買った飲料水をあげていた」と供述しており、容疑を認めています。
逮捕容疑は、次男の楓翔(ふうと)ちゃんにわずかな飲食物しか与えずに飢餓状態になっても医師の診察などを受けさせず放置し、18日に脱水症状や栄養失調で死亡させた疑いです。
別居の母親が発見し病院へ
楓翔ちゃんは19日で満2カ月をむかえ、亡くなった時の体重は約3100グラムでした。
1カ月検診時より体重が約200グラム減っています。
千葉容疑者は自分の父親(58)と楓翔ちゃん、その双子の弟の3男との4人暮らし。
17日に自宅を訪れた別居している千葉容疑者の母親(51)が衰弱した双子に気付いて仙台市の東北大病院に連れて行きましたが、楓翔ちゃんは18日朝に死亡しました。
三男も栄養失調状態ですが命に別条はなく、現在入院中ということです。
長男と長女は児童相談所で保護
千葉容疑者は未婚で4人の子がおり、双子の兄は次男、弟は三男でした。
長女(8)と長男(4)は以前から児童相談所に保護されていたということです。
現場は県営住宅の一室で、住民によると、千葉容疑者は約3年前に入居。
住民の女性(35)は「泣き声は聞こえず、赤ちゃんがいるとは知らなかった」と驚いた様子で話していました。
同署は19日に遺体を司法解剖し、詳しい死因を調べるとしています。
実父も夜遅い仕事で、乳児の様子に気づかなかったと供述しているようです。
千葉容疑者は、長男と長女が児童相談所に保護されているくらいですから、児童虐待(ネグレクト)が疑われます。
なぜ千葉容疑者の両親は、双子を児童相談所に預けていなかったのでしょう。
また、子供達の父親は?
千葉容疑者の実父がいながら「お金がなかった」というのも変です。
謎が多いこの事件。
これから警察が詳細な状況を調べると思います。