この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
長男が殺人の偽装工作
2日午前10時すぎ、朝日町新宿の住宅で、この家に住む柴田節男さん(72)と妻の幸子さん(68)が、寝室で死亡しているのが見つかり、警察は同居していた無職の長男、柴田広幸容疑者(45)が、節男さんの首をひものようなもので絞めて殺害したとして、殺人の疑いで逮捕しました。
柴田容疑者が先月末、両親の勤務先に電話をして「父が倒れたので2人とも出勤できない」「母親が付き添わなければならない」と説明していたことがわかりました。
夫婦とはその後、連絡が取れておらず、死体の発見を遅らせるための偽装工作とみられています。
両親は新聞配達のアルバイト
殺害された夫婦は近所の新聞販売店で新聞配達のアルバイトをしていました。
72歳と68歳の両親がアルバイトをして、45歳の息子が無職。
柴田さんの一家は6人家族で、柴田容疑者と妻、二人の娘も一緒に住んでいました。
柴田容疑者一家の生活を、老夫婦がアルバイトをして支えていました。
節男さんと広幸容疑者は、就職と教育方針でトラブルがあったと報道されています。
節男さん夫婦は広幸容疑者夫婦と孫娘2人との6人家族で、新聞配達のアルバイトをして家計を支えていた。新聞販売所によると、節男さん夫婦が最後に出勤したのは、2月27日で、広幸容疑者は翌28日の午前3時頃、「父が病気で倒れた。母も付き添わなければならずしばらく休ませてほしい」と電話していた。警察は2人の遺体発見を遅らせるための偽装工作とみていますが、広幸容疑者は「今は話したくない」と供述を拒んでいる。節男さんは日中はタクシー運転手として働いていて、定職につかない広幸容疑者のことを嘆いていたという。
FNNニュースから引用
(タクシー会社の上司)
「住宅ローンの借金が終らないので、もう少し働かせてほしいという話があった」
また、妻の幸子さんも「息子は家に閉じこもって働く気が無い。死んだ方がいい」と周囲に不満を漏らしていた。
別のところに住んでいる妹が遺体を発見し、110番通報しました。
いつも帽子をかぶって飲み歩いていた柴田容疑者
近所の人はいつも柴田容疑者は、帽子をかぶって飲み歩いていたと証言しています。
また、挨拶もせず家にいるかどうかもわからないとも語っています。
職場では節男さんが、柴田容疑者がすぐカーとなって仕事が続かないと愚痴をこぼしていたそうです。
柴田容疑者は、遺体が発見されるまで両親の遺体と一緒にいたことになります。
妻と子供達は、その間に実家にでも帰っていたと思われます。
両親に寄生した挙句の殺人。
やはり、すぐカーとなる性格によるものでしょうか。