この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
静岡県議会の諸田洋之県議が、ネットオークションに大量のマスクを出品し、888万円もの売り上げをあげていた事に、非難が殺到しています。
【会見】マスク大量出品の静岡県議、取引総額は888万円https://t.co/WKL8Eti52i
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 9, 2020
仕入れ値などを挙げ「不当な利益を得ていたわけではない」と釈明。売上は「新型コロナの対策に役立てていただきたい」と述べた。 pic.twitter.com/VdI3roo3U0
出品89回、売上888万円
静岡県の諸田洋之県議(53)は、マスクのネットオークション販売について 9日、静岡県庁で会見を行いました。
この会見で、諸田洋之県議は、新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの需要が高まり始めた2月4日から、インターネットオークションにマスクを89回出品し、約888万円を売り上げたと明らかにした。
備蓄品だから転売ではないと主張
マスクは、自身が社長を務める貿易商社で備蓄していたもので、「在庫品の出品で転売には当たらないと考える」といっていますが、転売じゃなければ良いという問題ではないと思います。
「不快に思われた方には心からおわび申し上げる」
「今後、県などと協議し、売り上げを新型コロナウイルスの感染防止対策に充てる」
などと考えを示したようですが、発覚してなければどうだったのでしょうね?
1月下旬には1000件超の注文
諸田県議によると、
「新型インフルエンザが流行した2009年ごろにマスクを仕入れ、大量の在庫が生じた。」
「自社のネット販売で原価1枚15円のものを6円で販売してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で1月下旬には1000件超の注文がある日もあった。」
「1円で出品して市場で価格を決めてもらおう」と社員3人と話し、ネットオークションに出品することにした。
1セット2000枚が最低3万4200円、最高17万2368円で落札された。ようです。
マスク不足が深刻なのは、注文の数をみても明らかなのに、人として心は痛まなかったのでしょうか。
人としても非常識ですが、県議としては尚更最低です。
県議個人のアカウントでネットに出品
県議は、6日に報道機関から取材を受け、出品を取りやめた。
ネットオークションには県議個人のアカウントを使って出品していたが「売り上げは会社に計上している」と説明している。
また、在庫のマスクの一部は大阪府の看護学校など3カ所にも寄付したという。
謝罪するも世間からは厳しい批判
謝罪の言葉と共に『在庫品の出品で転売には当たらない』と釈明するも、世間からは「在庫を売っていいなら病院でも売っていいの?」「県民の健康より888万」と厳しい声が相次いでいます。
自身の貿易商社の社長の辞任は表明したが、県議の辞職は否定している。
例え、辞職を否定しても、失ったものの大きさは、計り知れないのではないでしょうか。
Twitterでは
888万円寄付する…
— ごんみょん (@gonnmyonn1) March 9, 2020
苦し紛れの水際対策が国レベルの低さを物語っているように、
中学生のような言い訳しかできない県議員がいる日本。
まぁ再選されない事を祈るばかり。#諸田洋之県議#マスク#転売 https://t.co/f0KvStyUVb
@HiroyukiMorota たかだか888万円のために市民の信頼を失うなんて馬鹿ですね。目先の利益を取りに行かずに市民に大量のマスクを還元してたらこの先議員としてどれだけ応援されていたことか。役員をやめるんじゃなくて議員を辞職しなさい。退職金を還元しなさい。人の役に立て。#静岡議員
— shin (@shin80104483) March 9, 2020
買い占めや高額転売により、通常はしっかり流通するはずのマスクが必要な人に渡らなくなるこの行為。
— CAMOGALA_a.k.a。Shon。1 (@CAMOGALAinfo) March 9, 2020
それを防ぐべき議員ら公務員がこれか、お金より大事なモノを失ったな。
せめて医療機関に渡す、又は卸してほしかった。
言い訳会見ご苦労さん🖐#静岡県議 #マスク不足 #888万円